ep.50 ページ1
私は小さい頃から何も感じなかった。
楽しいだとか、悲しいだとか
幸せも不幸せも
どれがその感情で、今の自分はなんなんだろう
そんな事ばかりで
普通が分からなかった。
海斗「先輩、大丈夫?」
「うん…ごめんね」
海斗「大丈夫だけど、兄さんすごい落ち込んでたよ」
そりゃそうだ。
いきなり優しくしないでとか言われて逃げられて
理由聞いたらなんでもないの一点張り。
…私って、結構めんどくさかったんだな
たまたま海斗くんがいたから落ち着いたけど、翔也さんには悪い事しちゃった…。
海斗「何か…辛いことあったの?」
「…」
何も無いよ。
これは私の問題で、急に沸いてきた感情の種に戸惑っているだけなんだもの…
「なんでも…ないよ」
私は軽く微笑んだ。
これ以上心配かける訳にはいかないから
海斗「無理は…しないで」
「うん、大丈夫」
海斗「先輩、あの楽しかった時を思い出して」
海斗くんとは色んな思い出がある。
初めて会った時から…たくさん私を支えてくれた。
それ全部…心から楽しかった。
「…うん」
海斗「また行きましょう。兄さんと何があっても忘れられるまで…1人になんてしませんから」
こんな私を呆れないで、そばに居てくれる。
それがどんなに幸せな事か
それを早く…心から感じたい。
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セピ力(プロフ) - ステラさん» いつもありがとうございます!!嬉しい!新作もお願いします🥰 (2021年11月23日 21時) (レス) id: 4dfc759775 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - なんかもう感動で泣きそうです…最高でしたァァァァァァ2人が結ばれて良かった!!一生応援したいです(ボロ泣き)次回作もめちゃくちゃ楽しみです!!ってかもう読みます!!!←落ち着け (2021年11月23日 0時) (レス) @page15 id: 3475edfef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2021年11月6日 19時