シェアハウスする事になったんだが【東京リベンジャーズ】

2日目／夜 ページ10

『私は''白月A。アンタらの幼馴染のね。黙っててごめん。』

目から塩水が次から次へと流れる。
なんでだよ…止まれ。
今泣いたって意味ないのに。

ﾊﾞｼﾞ｢泣くなよ、ったく…昔っからずっと泣き虫だなぁ((ｷﾞｭｯ｣
『…！！』

なんで笑うの、？
どうして笑ってくれるの？
嘘ついてたんだよ？アンタ達に、私にも事情はあるけど…

ﾊﾞｼﾞ｢俺はどんな事されようと、お前の味方だ。今までもこれからもそうなんだよバーカ｣
『ﾋｸﾞｯ…ばかじゃないもんっ！…あのね？私結構ヤバいやつだったんだｯ、！』
ﾊﾞｼﾞ｢今もヤバいだろ｣
『うるっさいわね、いいから黙って聞けや』
ﾊﾞｼﾞ｢口悪｣


少し昔の話をしようか。
中3の時になるけどね＿＿＿＿



・



『ココー！お昼食べよーっ！』
ｺｺ｢お前さっきまで寝てたのに、はぁ…｣
『寝る子は育つからいいのよ』

中学3年生。窓際で真ん中の席。
隣はココだったっけ。

ｲﾇﾋﾟｰ｢A、今日の弁当はなんだ？｣
『ねぇ急に来るのやめてって言ったじゃん怖ぇよ。あー…今日はねぇ、唐揚げと卵焼き作った』

料理できないって言ったのも嘘。本当はそこそこ作れるし、意外と何でも出来る。

ｲﾇﾋﾟｰ｢貰っていいか？｣
『ダメって言っても貰うやん』
ｺｺ｢イヌピー、コイツは俺の弁当係だから｣
『違ぇわ。ま、私優しいから作ったげるけど？』
ｺｺ｢うわ何お前｣
『うわくたばれ』

イヌピーは隣のクラスだった。休み時間になる度に来てたなぁ。
2人とは仲が良くて、朝から帰りまでどっちかとは必ずいたかも。


ただ、周りの女子に私が狙われていることを知らなかった。



｢Aちゃん、ちょっと来てくれるぅ？｣
『あーおん、ちょい待って。ココぉぉぉぉ！！』
ｺｺ｢るっせぇな聞こえてる｣
『今日帰れんかもー。待ってくれるんだったら待ってて？てか待っててね？』
ｺｺ｢どっちだよ。イヌピーにも言っとくわ、行ってら｣

こういうタイプ苦手だな、とは思った。行こうかどうかも迷った。
でもあとが面倒くさくなりそうだったから行ってみた。
今になると行かなかった方が良かったと思う。


｢Aちゃんってさぁ、九井君と乾君とどういう関係ぃ？｣
『えっとぉっ、私はぁっ、普通にお友達だよぉ？なんか弁当係らしいけどぉ、ぜってぇ違うよぉ？』
｢その喋り方辞めなさいよぉっ！｣
『お前の真似だしぃ？』

あれはちょっと面白かったなぁ。


ﾊﾞｼﾞ｢お前サイコパスだな｣
『黙れ馬鹿』
ﾊﾞｼﾞ｢ひっど｣

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