シェアハウスする事になったんだが【東京リベンジャーズ】

23日目／夜 ページ39

｢やっと二人だね…ミコたん♡｣


『は、？』

コイツか？写真撮ってたの。
メガネかけて、息荒くて、汗ダラッダラで…いかにもオタクって感じの人。

『なんで家の中に居るんですか？リビングに皆居ましたよね？』
｢窓、割ったんだぁ…｣
『…マジかよ』

パッと見るとバリバリに窓が割れてる。
音が全くしなかったから気付かなかった。てかその体型でよく入ったな。

『何が目的ですか？』
｢えへっ…君は超人気アイドルのミコたんだろう？おれは君がだぁ〜い好きだからさぁ…！おれの物になりなよ…｣

アイドル？何それ？私ごく普通のJKですけど。
ホントに怖い。ドアが閉まってて声は届かない。
殺されるのかな、最後に皆の顔が見たかったな。

｢こっちおいでよぉ？いい子だからぁ♡｣
『離して…下さい…！』
｢ヒヒッ、その顔唆るね｣

肩抑えられてほぼ壁ドン状態。お風呂入った後なんだからやめてよ。
何が唆るんだ、気持ち悪い。
その時、私の中で何かが切れた。

『やめろって言ってんだろ！！？』
｢…ミコたんはそんな事しないんだけど。まさかお前、別人！？｣
『別人も何もねぇよ！誰だそれ！キッショいわ！！』


ﾐﾂﾔ｢A！どうし…は？誰お前｣
ﾄﾞﾗｹﾝ｢A、下がってろ。リビング行ったら千冬と場地とマイキーが居る。｣
『隆、ドラケン…』

正義のヒーローみたい。
外にも3人居るのか。あれ、一虎は？まぁいいや。

ﾏｲｷｰ｢A！！｣
ﾊﾞｼﾞ｢何があった！！？｣
『お風呂に変態いた』
ﾁﾌﾕ｢よく分かんねぇけど、とりあえず服着ろ！｣

ふゆはしっかり思春期だから顔逸らしてる。耳真っ赤。
それに対して2人は真っ青になって必死。
自室に行って一息つく。きっとまた悪い夢でも見てるんだろう。

『着替えたよーん』
ﾐﾂﾔ｢A！外に出ろ！｣
『ぐぇっ』

ドンッと体当たりされて外に出た。え何？こちとらクソ痛いしクソ寒いねんけど。
すると目の前に大好きなお姉ちゃんがいた。






『せんねぇ！なんで居るの？』
ｾﾝｼﾞｭ｢コイツに言われてな、A絡みだったから来てやったんだ｣
ｶｽﾞﾄﾗ｢今日だけ頼ってやった｣

うっそ…あの一虎が！はるにぃ大っ嫌いな一虎が！！
せんねぇに頼っただと…！？

『えっなんで？どしたの？』
ｶｽﾞﾄﾗ｢お前の家族には言っておきたかったからよ。三途にも言ってある。｣
『……明日は台風？』
ｶｽﾞﾄﾗ｢バリクソ晴れだわ｣

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