『東京卍會 零番隊 隊長にはある因縁があるみたいで』 【東京卍リベンジャーズ】

■"EP.247 ページ8

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どうやらなんとも言えない形で解決したみたいだ。





あ、うん。とか言ってるAを横目で見ながら目の前の相手の方に向き直る



何かこいつ、キザっぽいな。









「じゃあ、Aまた明日ね」



『あ、うん』









そう言って去ろうとする相手


だが、突然その足を止めAの方に近寄ってきたかと思いきや、目の前のはいきなりAの反対の手にキスをしやがった









「は？」



『へ？』



「うん、じゃあまた明日」









そう言い残すと、去っていく相手




後ろからは黄色い声が聞こえてきたが、そんな事俺はお構い無しだった。





おい、あいつ今何しやがった？









「あは…は…今のなんだろうね…」










苦笑いをしながら俺の方を向くA




何だかそれが無性にムカついた


いや、何にムカついてるのか分からないが無性にイライラした






さっきの奴が、Aの手にキスをしたのがムカついてるのかそれとも何事もなかったかのようにしているAにムカついてるのか…









『いや〜、蚊に刺されたと思えばいいy…』


「ん…」









まだAが話してる途中だっていうのに、俺は気が付けばAの額にキスをしていた



パサっと、Aの前髪が指の間をすり抜けていく

ふわっと、シャンプーのいい匂いがした








『ぇ…』









じわじわとAの顔が赤くなっていく









「A、スキありすぎ
これでも蚊に刺されたって思える？」



『いや…あの…えと…』










そんなことを言って口をパクパクしているA


そして、数秒後には黙ったまま俯いてしまった






後ろでは後輩たちが先程よりも大きな声で黄色い声を上げていた







さて、さっきの前薗とかいう男

めんどくさい匂いするな…








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