『東京卍會 零番隊 隊長にはある因縁があるみたいで』 【東京卍リベンジャーズ】

■"EP.246 ページ7

･









どうやら、先程噂していたイケメンくんはこの子らしい










『みっく〜ん！
何かこいつ、校内案内してってうるさいんだよ〜』



「だってA、学級委員長なんだろ？」



『だからって私じゃなくてもいいでしょ！
てか、名前で呼ぶなし！！』



「へぇ…校内案内ねぇ…
案内なら俺がしますよ？」



「いえいえ、俺はAに案内してもらいたいので」








半泣き状態のAの手を握りながら相手に満面の笑みでそう返すと、同じく満面の笑みで返してくる相手




へぇ、Aねぇ…









「別にAにこだわる必要なくないですか？」



「いえ、初めに話した子なんでね」



「へぇ、それならうちの部員貸しますよ？
有難いことに君のこと、気になってる後輩いるみたいですし」










俺がそう言って、後ろを向くとキャー！とか言って逃げてく後輩


おいおい、逃げんなって









「ねぇ、Aはどうしたい？」



『は？』



「俺の事、案内したいよね？」



『はい？』









Aのクリっとしてる目が一層まん丸になった


可愛い









『いや、私用事あるんで…』



「そっか…
じゃあ明日の昼休みとかは？｣



『え…やだ…絶対無理…やだ…』



「うーん、そっか…
まぁ、そこまで言うんだったら仕方ないかぁ…
じゃあ、案内は違う子にしてもらう事にするよ！」









･

■"EP.247→←■"EP.245

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す