『東京卍會 零番隊 隊長にはある因縁があるみたいで』 【東京卍リベンジャーズ】

■"EP.245 ページ6

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三ツ谷side









「ねぇねぇ、1組に転校してきた前薗くん知ってる？」



「知ってる！
今日見に行ったもん！」









そんな黄色い声が、先程から部室内に飛び交っている






前薗涼太




どうやら、今日Aのクラスである1組に転校生が来たみたいだ。



そして、その子がどうやら周りがびっくりするほどのイケメンらしい。









「はいはい、話するのはいいけど手動かせよ〜
コンクール間に合わねぇぞ」










俺が一言、そう言うとはーい。とだけ返事をする目の前の後輩たち





イケメン…ねぇ。





ふと、そんな事を思ってると廊下側の方から何やら聞き覚えのある声がした。









『だーかーら！
私、用事あるんだってば！
別に違う子でいいじゃん！』



「…ごめん、ちょっと抜けるわ」










一言、部員に断りを入れ被服室の扉を開けると、そこにはAともう1人見たことの無い紫色の髪をしたマッシュヘアの男がいた









『あ！みっくん〜！助けて！』



「あの…うちのAが嫌がってんで辞めてもらっていいっスか？」










俺の姿を見るなり、Aはトテトテとこちらに走ってきて俺の手を握ってきた


おい、A半泣きにさせたのお前か？






ふと、目の前の相手にそう言うと俺の後ろにいた部員たちがあれやこれやと顔を覗かせた。



そして、目の前の相手の顔を見るなり何やら叫んでる









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