『東京卍會 零番隊 隊長にはある因縁があるみたいで』 【東京卍リベンジャーズ】

■"EP.241 ページ2

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Aside









「ねぇ、A、聞いた？
今日転校生来るらしいよ」



『は？転校生？』



「そ、さっき職員室で見かけたけど普通にカッコよかったよ」



『へぇ…どうでもいいや
あ、マシュマロ無くなった
エマ、マシュマロ持ってない？』



「持ってません」









やっと12月に突入したある日のこと

私は、教室でマシュマロを頬張っていた




前の席に座っているエマは、そんな私の姿を呆れたように見ている






あのいやーな事件から早くも1週間が経った

結局、八戒は黒龍の方に行ったと後にみっくんから聞いた


じゃあ、私が副隊長になる！皆でマショマロパーティしようとか言ったら笑いながら頬を両方に伸ばされた

痛いな、おい！







未だに地味に痛い後頭部を擦りながらため息をつく


まだまだ寒い日が続くけど、何か転校生が来るらしい





こんな時期に転校生…？

変なの






そんな事を考えながら、丁度先日道端で声をかけられた変態野郎を思い出す





淡いパーブル色の髪の毛をして、マッシュヘアだった




圭ちゃん家に寄った帰り道にいきなり、声をかけられたのだ


やっぱり圭ちゃんと千冬に家まで送ってもらえば良かった。なんて思ったの覚えてる


家まで送るとかしつこくて、すぐそこだから大丈夫！！って言い合いして私はマシュマロも買いたかったからまた今度送ってよって言って私が勝ったのだ







昨日のやつ、何かキザっぽいやつでさ









「初めまして、前薗 涼太です」









んで、髪の毛変な色しててさ









「好きな色は紫です」









何故かね、私の名前知ってたんだよ




いきなり、道のど真ん中で霞四宮Aさんであってますか？とか言われてさ



え、きもいきもいってなったよね









「よろしくお願いします」








そうそう、まさに目の前にいるこいつみたいな格好で…









『ｯ!はぁぁぁぁ!?』



「な、なに、A
怖いよ」



『え!?は？ちょ！何でいるんだよ！』



「お？Aと前薗は知り合いか？
良かったな、校内はこいつに案内してもらえ
こう見えて、成績はいいからな」



『は？いや、ちょ…』








っていうか、先生？


今、貴方軽くディスりましたよね？




何よ、こう見えてって









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