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110. ページ10

『あー、おかしい(笑)チャニ、ウジオッパありがと』


笑いすぎて滲んだ涙をぬぐいながら笑ったA。


「あれ、俺たち呼ばれてる?」


『あははは!ジュニオッパがめちゃくちゃ手招きしてる』


「なんだあれ(笑)」



メンバー達が集まっている一角へ、3人は(Aが)スキップしながら向かった。











撮影が始まって、競技がスタートすると歓声に包まれる体育館。
アイドル達の普段は見られない姿にペン達も大興奮。


メンバー達のリレーは、ぴょんぴょん跳ねながら応援していたA。
一位でゴールすると隣にいたジョシュアに思いっきり抱きついて、喜びを爆発させていた。
ジョシュアは一瞬よろめいたが、嬉しそうに抱きしめ返して、みんなとハイタッチをしていた。



撮影の間の空き時間には。

ウォヌとミンギュのミーニーが、Aの肩に頭をそれぞれもたれかけて目を閉じていて。
2人の重さでどうにも動けないAも、いつの間にか目を閉じて少し口を開けているから、その様子を見に来たミョンホとソクミンが笑いながら写真を撮っていた。




ジュンの背中におんぶされて、うろうろ歩き回っているAとジュン。
2人は面白そうに笑いながら体育館の端を行ったり来たり。
そんな2人を座り込んで、なにやってるんだとばかりにじっと見つめるバーノンとスングァン。
ジュンの逞しい背中に甘える姿は本当に小さな子どのようだ。


ふと気がつくと、スングァンとAとディノがアユクデ体操を踊っている。
ほらほら!とスングァンがドギョムを手招きし、4人はノリノリ。
倍速スピードで踊り笑っている。
笑うAのポニーテールがスングァンの顔に直撃して、
謝るAとオーバーに痛がるスングァン。
ついに床をたたいて笑い出した他のメンバーだった。


ウジがバスケットボールをどこからか持ってきて
くるくると指で回すのを隣で見ているA。
その表情は、いたずら心でいっぱいのようだ。
くるくると回り出したら、横からつんっとウジをつついてバランスを崩させている。
ウジも笑いながら、片手を出してAを防ぎながらボールを回しにチャレンジしている。
結局、Aは膝の上にホールドされて、やっと落ち着いてボールを回せるようになったウジだった。
ボールを回せるようになった満足感で、ものすごい歓声が起こっていることに気づいていない。

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作者名: | 作成日時:2021年12月5日 17時

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