うちのマンネは天真爛漫3 (ページ47)

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メンバー達が全員、スンチョルと同じくこっそりAのサンタさんになったからだった。

スンチョルのアイディアを知っていたメンバーが、他のメンバーにも話をしていたのだ。
Aならとっても喜びそうだと、全員が賛成していた。

1人で起きにきたメンバーも、何人かでそっとやってきたメンバーもいる。

最後まで現れなかったのはホシだった。

外が白み始めた頃、そっと部屋に入ってきたホシ。

「思ったよりすごい量だ…」

眠っていて早起きをしたのだろう。
目を擦りながら、小さくつぶやく。

床に腰を下ろして、眠るAの髪を触る。

「メリークリスマス」

そう言ってプレゼントを置いて、部屋から出ていった。

と、思ったがカメラを止めて戻ってきたホシは
髪をガシガシかきあげながら、Aの隣に潜り込んだ。

Aも夢うつつの中、誰かの気配を感じたようでもぞもぞと動き、自然と腕を伸ばしてハグした。

目はもう閉じているホシだったが、眠るAがぎゅっとしがみついていくからその顔は嬉しそうだった。

自分の体に回るAの手を取って、その手の甲にチュッとキスをした。

クリスマスの朝。

Aがぽやぽやと目を開けると、スニョンがすやすやと少し口を開けて眠っていて。

Aは嬉しくて、ぎゅっと抱きついてもう一度目を閉じた。

プレゼントに気がついて大騒ぎするのは、もう少し後。