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103. ページ3

JH「で?本当にコンセプトカフェに行ってきたってこと?」


『ずっとカフェに行ったって言ったじゃん』


JH「えーい、Aは黙ってて」


「そうだよ(笑)ずっとAが行ってみたかったんだって」



ついに召喚されたハンソルは苦笑い。

さっきまで、スングァンに捕まり今は年長のヒョン達に呼び出されたから。

そして、Aはハンソルが部屋に入ってきた途端に抱きついて。

顔を真っ赤にして拗ねてるし、

ヒョン達はなんだかギラついた目をしてるから

きっとAが素直に言わなくて

結局お仕置きされちゃったんだろうなって。

僕の腕にしがみつくAが可愛い。

そんな思いが顔に出てしまったのか、ヒョン達が不満気だった。



SC「2人だけで行くなんて騒ぎになったらどうするつもりだったんだよ」


「勝手な事してごめんなさい。マネヒョンも来てくれたし、カメラも回してたから。それに1人で仕事してきたAが出かけられる少ない時間だったから楽しませてあげたくて」


『オッパ、Aのせいでごめんなさい』



しょんぼりと落ち込んだ様子のAを見て、
ヒョン達も許してくれたようだ。


連絡は無視せず、きちんと返す事!


を約束してヒョン達の部屋から解放された。

Aの手を引いて、Aの部屋まで送って行く。



「A、今日は楽しかったよ。ありがとう」


『オッパ、迷惑かけてごめんね。でもAも楽しかった!』


顔を上げて嬉しそうに笑ったA。

ホテルの部屋の鍵を開けて、ドアを開く。


「じゃあまた明日ね」


Aが部屋に入った事を確かめて、ドアを閉じようとすると


『オッパ、もう行っちゃうの?』


寂しそうに僕を見上げてる。

ため息が出そうになるし、顔もにやけそうになるし。



「…行かない方がいい?」


『まだ一緒にいたい』


僕の手を握って部屋に招き入れてくれる。
僕の後ろでパタンとドアが閉まった。


薄暗い部屋の中でAの顔がやけにはっきり見えた。

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作者名: | 作成日時:2021年12月5日 17時

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