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JH「で?本当にコンセプトカフェに行ってきたってこと?」
『ずっとカフェに行ったって言ったじゃん』
JH「えーい、Aは黙ってて」
「そうだよ(笑)ずっとAが行ってみたかったんだって」
ついに召喚されたハンソルは苦笑い。
さっきまで、スングァンに捕まり今は年長のヒョン達に呼び出されたから。
そして、Aはハンソルが部屋に入ってきた途端に抱きついて。
顔を真っ赤にして拗ねてるし、
ヒョン達はなんだかギラついた目をしてるから
きっとAが素直に言わなくて
結局お仕置きされちゃったんだろうなって。
僕の腕にしがみつくAが可愛い。
そんな思いが顔に出てしまったのか、ヒョン達が不満気だった。
SC「2人だけで行くなんて騒ぎになったらどうするつもりだったんだよ」
「勝手な事してごめんなさい。マネヒョンも来てくれたし、カメラも回してたから。それに1人で仕事してきたAが出かけられる少ない時間だったから楽しませてあげたくて」
『オッパ、Aのせいでごめんなさい』
しょんぼりと落ち込んだ様子のAを見て、
ヒョン達も許してくれたようだ。
連絡は無視せず、きちんと返す事!
を約束してヒョン達の部屋から解放された。
Aの手を引いて、Aの部屋まで送って行く。
「A、今日は楽しかったよ。ありがとう」
『オッパ、迷惑かけてごめんね。でもAも楽しかった!』
顔を上げて嬉しそうに笑ったA。
ホテルの部屋の鍵を開けて、ドアを開く。
「じゃあまた明日ね」
Aが部屋に入った事を確かめて、ドアを閉じようとすると
『オッパ、もう行っちゃうの?』
寂しそうに僕を見上げてる。
ため息が出そうになるし、顔もにやけそうになるし。
「…行かない方がいい?」
『まだ一緒にいたい』
僕の手を握って部屋に招き入れてくれる。
僕の後ろでパタンとドアが閉まった。
薄暗い部屋の中でAの顔がやけにはっきり見えた。
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作者名:蘭 | 作成日時:2021年12月5日 17時