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ある日の夜。
ジョンハンがシャワーを浴びたあと、宿舎のリビングにあるソファーでスマホを触りながら寛いでいた。
ガチャガチャと玄関が開く音がして、
パタパタと小さい足音が聞こえて帰ってきたのはマンネのAだった。
メイクも落とさず、撮影後すぐに帰ってきたという出立ちだ。
ジョンハンはこの時間に帰ってきたAと、その様子に少し目を丸くした。
今日は、ヨジャアイドル達とバラエティ番組に出るんだと嬉しそうに意気込んで出発していたのに。早い帰宅を疑問に思った。
「A、今帰ったの？」
本当は聞きたいことが沢山あったけど、当たり前のような事を
何食わぬ顔で問いかけた。
Aはその質問には答えず、ジョンハンを見つめて何か言いたそうに口を開けたが、やっぱり唇を閉じた。
そして何も言わずにコクコクと何度も頷いて部屋へと向かっていった。
パタンと小さくドアが閉まる音がして、
また宿舎はシーンと静かになった。
カチコチと小さく時計の秒針が動く音がする。
「ふーっ」
ジョンハンは大きく息を吐き出して、スマホを触っていた手を離した。
「A入るよ？」
Aの部屋のドアを小さくノックしながら、もうドアを開けている。
白で統一されているシンプルで可愛らしい部屋。
そのベッドの上にAはうつ伏せになって寝転んでいた。カバンも足元に転がったまま。
ジョンハンは小さく口元を上げた。
Aは分かりやすい。
部屋の入り口から声をかけても返事がない。
いつもならこんな遠慮がちに部屋に入ったりしないのだが、さすがに今日の様子からはそれが憚れた。
ジョンハンはベッドに寝転ぶAの隣に腰掛けて、Aの髪を撫でた。
セットされたままだから、キラキラとラメもついている。
返事はないが、何度目かに声をかけるとAは顔をあげてジョンハンの膝の上に頭をのせた。
「このまま寝たらお肌に良くない」
長いまつ毛にのせられたマスカラに触れるジョンハン。
瞼の上のアイシャドウがキラキラと光っている。
「オッパはいない方がいい？」
『……』
「いた方がいいだろ」
『…うん』
「おー、偉いじゃん。ちゃんと言えたな」
ジョンハンに握られた手をぎゅっと握り返したA。ジョンハンからはその顔は見えないが、頬を撫でるとくすぐったそうに少し笑った。
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美紀(プロフ) - K-POPグループ大好きです最高ですコロナと最近温度差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年7月2日 9時) (
レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - かちゃさん» お返事遅くなり申し訳ありません！優しいお言葉ありがとうございますー。嬉しいですー。好きになった勢いのままですので、彼らにはめちゃくちゃしてもらっています（笑）また読んでいただけると嬉しいです。ありがとうございます！ (2021年11月6日 13時) (レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
かちゃ - 一気に読ませて頂きました！ メンバーに可愛がってもらってるマンネヨジャ最高です！！メンバーの行動も想像がつきます（笑）これからも更新楽しみにしています！ (2021年11月4日 16時) (レス) @page37 id: bf00699301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2021年10月20日 21時
