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30. ページ30

「大した事ないけど?(笑)」

『だめだめ。私がお料理お願いして、ケガさせちゃったのに。ごめんねオッパ』

「いいんだって。大丈夫だから」


Aはミンギュの右手を手に取って、その人差し指にチュッとキスをした。


『早く治りますようにっ、おまじないしとくね』


「…A、お前今日なんなの。可愛すぎる」



ハァと盛大にため息をついて、絆創膏の貼られた指を見つめるミンギュ。



『Aがミンギュオッパのケガを治します!』


隣にくっついてフライパンや鍋の洗い物をはじめたAはニコニコ笑っている。
ミンギュはそれをぴったり隣から見つめて、
チラッとリビングを見た。
2人はテレビを見て笑っていた。


「今日機嫌いいじゃん」

『うぇ?いつもだけど?』

「俺に優しい」

『いつも優しくしてるよぉ』

「そう?」

『うん。そうだよ?』


ミンギュは2人に気づかれないように、
両手が泡で塞がっているAの顔を覗き込んで

チュッとキスをした。


『もー!オッパ』

「いいじゃん。今日のご褒美ね」

照れて下を向いてしまったA。
いたずらっぽく笑うミンギュが可愛かった。


『後で抱っこしてよね』

「は?」

『オッパに抱きしめられるの好き』

「……あぁもう。いつもの塩に戻ってほしい。耐えきれない」



ニコニコとテーブルにお皿を並べるAの背中に、ぼそっとつぶやいたミンギュだった。



テーブルに所狭しと並べられたのは、沢山の韓国料理と中華料理。
美味しくて黙って食べてたら、
7階にみんながだんだん集まり出した。
ジュンとミョンホは中華料理を大絶賛してくれた。
それに帰ってきたボカチが気がついて大騒ぎ。
クプスが全員を呼び出して、パーティーに発展した。
リビングはすし詰め状態だし、ミンギュはまたキッチンに逆戻りして、デリバリーなんかも頼んだり。
結局お酒まで飲み出すから、ゲームまで始まって。
笑いのおさまらない賑やかすぎる夜になった。





極め付けは。
お酒に酔ったAがミンギュにふらふらと近寄って、
膝の上に座ってそのまま眠ってしまった事。
Aの鼻先がミンギュの首元に当たって、
ミンギュは顔を歪めて必死に何かを堪えてる顔をした。

メンバーみんな大笑いしたけど、
正直その目は半分は笑ってなかった。


ミンギュは優しく両手を回して、眠るAをそっと抱きしめた。

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美紀(プロフ) - K-POPグループ大好きです最高ですコロナと最近温度差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年7月2日 9時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - かちゃさん» お返事遅くなり申し訳ありません!優しいお言葉ありがとうございますー。嬉しいですー。好きになった勢いのままですので、彼らにはめちゃくちゃしてもらっています(笑)また読んでいただけると嬉しいです。ありがとうございます! (2021年11月6日 13時) (レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
かちゃ - 一気に読ませて頂きました! メンバーに可愛がってもらってるマンネヨジャ最高です!!メンバーの行動も想像がつきます(笑)これからも更新楽しみにしています! (2021年11月4日 16時) (レス) @page37 id: bf00699301 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月20日 21時

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