うちのマンネは天真爛漫

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Aが俺を好きなのは知ってるけど、
それは他のヒョン達でも同じで、そんな好きだろ？


「分かるけど…」


『可愛いって言われたり、抱きしめられたり、目が合うとドキドキしちゃうの。だからオッパはそれ以上かっこよくなっちゃだめだよ』


「あぁ、もう、ちょっと」


『オッパが好きなの』


分かってる、分かってる。
俺だけのAじゃないことは分かってるよ。
だけど、こうして俺の部屋で、俺の腕の中にいるAは少しの時間だけでも俺のだよな？


俺はのぼせたみたいだ。

頭がクラクラする。

俺の部屋なのにAの香りが、俺の鼻を満たす。


『オッパ』


俺を見上げるAにもう色々と限界だった。




Aの後頭部に手を添えて、真っ赤なその顔に近づいて唇にそっと触れた。

そのままAの肩を押してベッドに押し倒した。
軽く触れた唇を離すと、Aは両手で俺の頬に手を添えて少し体を浮かせて唇を追いかけてきた。


「はっ、可愛い」

『可愛いって言わないで』

「無理」



今度は深くその唇に絡みついて、何度も何度も。
角度をかえて、小さな舌を舐めた。

首元に舌を這わせて、唇を近づけたら体を震わせた。


『ん…オッパ』


Aが声を我慢するように言う。


「なに？」


『大好き』


はぁ、とここで俺は大きく息を吐いた。


「俺は愛してるよ」


まだ赤くなるの、ってほどAの顔はまた真っ赤になった。


何度も何度もキスをして、Aを抱きしめた。

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