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「写真撮りましょうか」
「うん、ヌナここにきて」
ホソクとナムジュンが声をかけて、それぞれが舞台中央へ集まる。
いつになく真剣な表情のジンと目があって、ん？と言う顔をしたA。
その前にジンがすっと進み出る。
その手には大きな薔薇の花束を持っていて、ニコニコ笑うメンバーが持っていた薔薇の花をジンに差し出す。
それを受け取り、その花束に一緒にまとめてAの前に立った。
ARMYからは絶叫の声と興奮の叫びが響き、メンバーは口元に手をあてて、シーっと促す。
ジンは緊張しているように見えた。
ジンは花束を抱えたままマイクに向かって話し出す。
「A、お誕生日おめでとう。僕たちが出会ってから本当にたくさんの時間が流れたけど、メンバーと出会えたのもARMYと出会えたのもAと出会えたのも全部、運命だと思ってる。ありがとう、僕と出会ってくれて」
「僕の人生から、キムソクジンの人生からチョンAが居なくなるなんて考えられないし、これからもずっとそばにいてほしい。泣いたり、笑ったり、怒ったり、そんな事全部これからもずっと一緒にしよう」
「美味しいご飯を食べたり、どこかへ出かけたり、釣りをしたり、みんなでするのは楽しいだろ？これからも僕たちずっと8人は永遠だよ。約束する」
「僕たちを愛してくれてありがとう。僕たちも愛してるよ。僕も愛してる。A、お誕生日おめでとう」
ジンは耳を真っ赤にして、目を少し潤ませながら花束をAに差し出した。
じっと聴いていたAの目は涙に濡れて、静かに頬を流れている。微笑みながらうんうんと静かに頷いてその花束を受け取った。
メンバーたちもジンのスピーチに感激したようで、ユンギは空を見上げているしホソクは目を潤ませナムジュンは優しく微笑んでいる。
テヒョンはジミンとジョングクの肩を抱いて、ジミンとジョングクは鼻を赤くしていた。
花束に顔をうずめるようにして、泣いているAにジンは近づいて、ひょいっとお姫様抱っこをした。
沸き起こる歓声はますますボルテージをあげて、2人がまるで御伽噺の王子様とお姫様のような、恋人同士のような、結婚する2人のような、そんな雰囲気を漂わせていた。
突然抱き上げられたAは驚いて、ジンの首に腕を回してしがみつく。
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らん(プロフ) - 桃さん» 桃様、温かいコメントをありがとうございました。そんな風に楽しみにしていてくださる方がいてくださったことが本当に嬉しいです。優しいお言葉ありがとうございました！また50話まではお話を追加しようかな？と思ったりしているので、また見ていただけたら嬉しいです。 (2021年10月7日 14時) (
レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
桃(プロフ) - 完結までお疲れ様でした！本当に大好きな作品でどうなるかと毎回更新を楽しみにしていました。コンサートのサプライズあたりから、ずっと幸せな時間だなと嬉しく読んでました。ジンくんファンなのでめちゃくちゃ幸せな気持ちで終われました！ありがとうございました！ (2021年10月6日 23時) (レス) @page36 id: 5e880d0a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2021年9月25日 19時
