うちのマンネは天真爛漫10

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メンバーだ、家族だ、と言って。
大切な人だと言ってほしい。
Aが1番だよって言ってほしい。

自分で自分が嫌になった。

だけど。
それでも。

そんな私の側にいてくれるのは愛おしいオッパ達。

励ましてくれるのも、
抱きしめてくれるのもオッパ達で。
変わらずに愛してくれるのもオッパ達。
私の13人のオッパ達なの。

ただ愛されるだけが私じゃない。
私だけを好きで愛してくれているオッパ達がいる事には変わりない。
愛されるのも大切にされるのも当たり前ではない。
だから私は愛されているんだと自信を持って。

こんなに私を満たしてくれるのはオッパ達しか居ないのに。
同じくらい私もオッパ達を愛せばいいって。
一体何を不満に思っていたの？
オッパはずっと私だけを見てくれていた。
抱きしめてくれた。
離さないでいてくれた。
だからわたしも離したりしない。
もう逃げたりしない。
オッパの隣に居るのはAだけだから。


チャニはずっと言い続けてくれた。


"ヒョンを信じて。僕を信じて"


ずっとそばにいたチャニが、
そう言って隣に居てくれた事。
心強くて幸せだった。
チャニも私じゃない誰かを愛す時がくるのかと、
そんな風に聞いた時は、
チャニに笑って一蹴された。


"愛する人はこれからも増えるだろうけど、俺はAを永遠に愛してる。何があってもずっと"


真剣な顔をして、手を握りながらそう言ってくれたチャニ。
ずっと一緒にいたチャニ。
ねぇ、私だってそうだよ。
ずっと愛し続けるよ。
いつの間にそんなにかっこよくなったの？
チャニのようにに真っ直ぐに愛を伝えられる人にならなきゃって思った。

チャニの耳が赤い気がしたけど、
見るなよって抱きしめられたから分からなくなった。


与えられる事が当たり前で、それが喜びだった。
同じ様にわたしも愛を与えられる人になりたくて。


目の前で優しくいつもみたいに微笑んでくれる、
ホシオッパが本当にたまらなく愛おしくて。
オッパに繋がれた手を振り解いて、
そのまま少し屈んだオッパの首に両手を回して抱きついた。
そしたら、いつもみたいにギュッって。
両手を腰に回して抱きしめてくれて。
その苦しさも嬉しくて。

ここがまだマンションの目と鼻の先だって事も忘れて。

なんだかものすごく嬉しくて、幸せで。


『大好きなの…』


口から溢れたのは、やっぱり愛の言葉だった。

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