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「今日ですか?今から?あー…今はちょっと…」
電話をしながら顔を顰めて2人を見る。
『どうしたの?誰?』
小声で俺に近づくA。
大丈夫だよ、と言う様に手を振って。
「それなら今から行きます。少し待ってくれますか?はい、すぐにタクシーを拾うので。あっ、しまった一度家に帰ってから向かいます」
マンションへ足をもう一度向けながら電話を切る。
『オッパ大丈夫?』
「会社か?」
「ソロ曲の事で会議する事になった。まだ先だったんだけど、音源気に入ってくれたからって。ごめんA」
『ううん。何言ってるの、大丈夫!気をつけてね』
「うん、ありがとう。Aの事、ヒョンに任せるね」
「ボノナ、送ろうか」
ほんと優しいんだから。
バカな事言わないで、ヒョン。
「大丈夫。気にしないで」
そう言ってウインクすれば、ホシヒョンは一瞬ぽかんとしながらも、俺がそのままじっと見つめて頷いたら、ハッとした。
『せっかくの休みだったのにね。夜ご飯一緒に食べれる?』
「うーん。夜は無理かもしれない」
『そっか…美味しいもの作っておくね!あ。ジャムでサンドイッチも作る』
「ほんと?それは楽しみだ。じゃ、2人気をつけて」
マンションを出てすぐだったから、少し早足で歩けばもうエントランスだ。
「…ははっ」
なんだか可笑しくなって1人で笑った。
部屋へ戻れば、リビングで寝ぼけ眼のディノが水を飲んでた。
まだテンションも低いね。
「…朝からどこか行ってたの?」
「ううん。出かけるつもりだったけど、帰ってきた」
「そっか。気分が乗らなかった?」
「いや、と言うより…」
「ものすごくいい事してきた気がする」
なんだかきっと全てがうまく行く気がして、
Aがそのままにしてあった食パンをそのままかじった。
うん、悪くないよ。
ディノは不思議そうだったけど。
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犬飼いたい(プロフ) - 待ってましたー!!ほしくん!!すにょくん!!!えんだああああああああーーーいやああああ〜•*¨*•.¸¸♬︎ (6月13日 21時) (レス) @page49 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - piさん» 気がつけばこんなに時間がたち...お待たせしています。コメントへのお返事も遅くなり申し訳ありません!温かいお言葉が嬉しいです!ありがとうございました!終わり?終わりじゃないような…まだお話はありますのでまた読んで頂けると嬉しいです。 (6月13日 18時) (レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
pi - 更新嬉しすぎます!ずっと待ってましたー!らんさんのペースでまた更新していただけたらと思います!展開が楽しみ、、、、! (2023年4月30日 23時) (レス) @page41 id: c3810fc1ba (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - あんぱんはこしあん派さん» わー待っていただきありがとうございます!ノロノロ更新なのに書きたい事はいっぱい、なのにお話が纏まらない!のでお時間を頂いています。地道に更新しますのでどうかよろしくお願いします🎵 (2023年4月25日 0時) (レス) id: bcb7f3d2b3 (このIDを非表示/違反報告)
あんぱんはこしあん派(プロフ) - ホシくん頑張れ。。 (2023年4月24日 23時) (レス) id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘭 | 作成日時:2022年11月5日 15時