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『家？宿舎じゃなくて？』
「うん」
『どこ？』
「俺とウォヌヒョンで借りてる部屋がある」
『わぁ。ついに招待してくれるの？』
「何、気付いてた？」
『なんとなくね』
「この近くだから」
『えっ、いいとこ借りてるんだ』
「あははは、まぁね」
『ミンギュオッパのくせに』
「羨ましいだろー」
歩きながらミンギュを見上げて揶揄うように笑う。
ミンギュもニヤッと笑って、Aの肩に乗せた腕をぐっとまた自分の方に引き寄せた。
街中を歩く2人のシルエットが、ショーウィンドウに反射している。
圧倒的に背の高いミンギュの隣のAは、
ブーツを履いていていつもより少し背が高い。
マスクをして変装はしているけれど、隠しきれていないオーラがあった。
カップルのようにみえる2人だが、
ケラケラとふざけ合って歩いている姿が微笑ましい。
ミンギュの持つケーキの箱が、さっきから激しく揺れているのが気になるが…
タクシーを拾い、宿舎ではないマンションへ向かう。
大きなその建物は、セキュリティも万全らしかった。
『ウォヌオッパすごいな』
「なんで、俺は？」
コンシェルジュに会釈をしてエレベーターへ向かう。
ミンギュはタクシーを降りる前からサングラスをかけていて、
Aにはそれが面白かった。
エレベーターが到着して、2人は乗り込んだ。
そこもキラキラした上質な空間で、Aは声を上げた。
『オッパ、ほんとにすごいんだけど！』
ミンギュが階数ボタンを押して、優しく振り返る。
サングラスを頭の上にのせて、マスクを外す。
ミンギュの手が伸びてきて、Aのマスクもずらすと顔を傾けて、唇に軽く触れるだけのキスをした。
「あぁ、ごめん。我慢できなかった」
顔を近づけたままミンギュがそういうと、
Aはミンギュのおでこにピンっとデコピンをした。
『我慢してよ』
「ここまで我慢してた俺、えらくない？」
エレベーターの扉が開いて、ミンギュがAの手を握った。
ミンギュに手を引かれるまま進み、2人の部屋の扉の前で立ち止まる。
カードキーをかざして、ドアロックを解除して。
「まだちゃんと揃ってないけど、お茶くらい入れれるから」
『わぁ、すごい！お邪魔します』
玄関を抜けると、リビングもまた大きくて広い。
テーブルやソファー、テレビなども設られていてしっかり生活できそうだ。
大きな窓があり、そこからの景色を見つめるA。
ソウルの街並みが太陽に照らされて輝いている。
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らん(プロフ) - piさん» いつもコメントありがとうございます(;_;)リアルセブチちゃん達に魅了されて更新が滞っておりました。それでも見ていただいて嬉しいです。お礼を言うのはこちらの方です！ありがとうございます！！ (2022年6月1日 20時) (
レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
pi - 更新嬉しいです〜（ ｉ _ ｉ ）ディノちゃんとのやり取りの可愛さにニヤニヤしていましたが、最新のスンチョルさんの破壊力がやばすぎまして、らん様の書く紅一点ちゃんの振り幅にぶん回されております（？）本当にありがとうございます.......長文失礼しました.... (2022年5月31日 0時) (レス) @page41 id: 60c22372dc (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - piさん» お久しぶりです！お返事遅くなり申し訳ありません(/ _ ; )いつもありがとうございます♡♡スンチョルさんのキデキデが大好きで、言われてみたいセリフ盛りだくさんでキュンです。それがちょっとでも表現できていれば嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年4月16日 20時) (レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
pi - お久しぶりにコメントします！移行おめでとうございます！スンチョルさんエピめちゃくちゃ嬉しいです....；；ちょっとのすれ違い、、きゅんきゅん、いやぎゅんぎゅんしました、、、また更新楽しみにしてます！ (2022年4月13日 16時) (レス) @page18 id: 60c22372dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2022年4月4日 17時
