第一章*恋愛の神様 ページ2
「いやいやいや、そんな怪しいおっさんが神様な訳ないじゃないですか」
「ぐっ！！現役女子大生からの罵倒はショックと興奮が入り混じっておる！！！」
「ギャアアア退けぞったら後ろの神棚に頭が突っ込んでるーーーー！！！変質者だけど人間ではない物の怪と一緒だーーーー！！！」
「物の怪呼ばわりすんな！弟と同じ説明口調をしおって……」
弟。その単語に、ハッとする。
「どうして、貴方が私の弟のことを知ってるんですか」
「知ってるも何も、おぬしの弟が卒業式の日にわしの神社に参ったんじゃ」
「そんなの証拠がないと……！」
「ほれ。証拠写真」
「この神様用意周到すぎる！！」
神様が見せてくれた写真には、半泣きで神様に彼女ができるよう手を合わせてお願いする恋太郎がいた。
この黒髪に太くてきりっとした眉。まんまるな瞳。間違いない。恋太郎本人だ。
「近所のおばさんたちから『恋太郎ちゃんはお姉ちゃんにそっくりで可愛いわねぇ〜』と毎日のように言われていた恋太郎本人……」
「弟のこと褒めてると見せかけて自分の容姿マウントやめい！！」
「そ、そんなことより！どうして私をこの神社に連れてきたんですか？恋太郎に用事があるなら本人を連れて来たらいいんじゃ……」
「ハッ！！忘れるところじゃった。今日おぬしを呼んだのは他でもない。恋太郎に関することで、おぬしに言わねばならないことがあったんじゃ。」
そこから神様から聞いたのは、恋太郎の彼女について。
どうやらあの子は今高校生になってから、一目惚れして好きで好きでたまらなくなる、所謂『運命の人』と出会ってお付き合いをしているらしい。
そして本来その運命の人は一人間につき一人なのだが、この神の仕事ミスのせいで100人になってしまったのだという。そして1人でも付き合わないと死ぬ運命の人を守るべく、恋太郎は命を賭けて100人と付き合おうとしているらしい。
そして、現在25人の彼女がいる、と。
「お姉ちゃん100人の義姉になるなんて聞いてないよ恋太郎……！」
「恋太郎はおぬしが可愛がっている弟じゃ。ショックじゃろう………じゃが、百股野朗だと誤解せんでくれ！あいつは男気と愛情を持って恋人に接して、」
「めっちゃ楽しみじゃん！私妹欲しかったんだよね！一緒に買い物行ったり料理したり！一緒にお風呂にあへへへへ！！」
「あっこの女やっぱり恋太郎の親類じゃイカれとる！！！！！」
.
「失礼。愛城A様で間違いありませんか」
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プスメラウィッチ(プロフ) - 初めまして、続きの更新頑張って下さい。応援してます。 (4月29日 23時) (
レス) @page12 id: b10205217f (このIDを非表示/違反報告)
みさまるたろう - はじめまして‼︎ボクは個人的に脇差のみんなでわちゃわちゃしてて欲しいです……！ (2月5日 0時) (レス) @page12 id: 1b4cf196fc (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 坦々麺さん» 大倶利伽羅と縁側デート…！？そんな、そんなの可愛いじゃないですか！！！！！いつになるかは未定ですが、書きたいです！お楽しみにしていてください！ (1月28日 23時) (レス) @page9 id: a986d97cd1 (このIDを非表示/違反報告)
坦々麺(プロフ) - すっごい好き…めちゃくちゃ好き…最高です…！！個人的に大倶利伽羅を追加してくれると嬉しいです。縁側に座って2人で猫ちゃんと戯れている姿が見たいッ！ (1月28日 21時) (レス) @page7 id: 14a944a4f2 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - こだぬきさん» ありがとうございます！彼氏候補が出るのをお楽しみにしていてくださいね〜！ (1月28日 3時) (レス) id: a986d97cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無音
| 作成日時：2024年1月27日 0時
