美容師さん、審神者始めました。【刀剣乱舞】

09*毅然と赤色 ページ9

引きずられる手が痛いけど、そうとは言えないオーラを出されている。


山姥切は怒っているの？



｢主。あんたは俺が守る。
ここでも外でも。｣


『あ、は、はい。ありがとう？』


｢写しの俺なんかに指摘されたくないだろうが、他の刀に付け入られてくれるな。｣



私は一応彼等の主になったんだから、言われた通り毅然としていなければいけないね。


大きく頷けば納得したような視線を貰えた。





そして鍛刀部屋の扉を開き、妖精さんが作ってくれた刀にそっと触れれば桜が舞い散る。



目があったのは赤い瞳のキレイ男の子。



｢あー。川の下の子です。加州清光。扱いづらいけど、性能はいい感じってね。｣



初めて鍛刀で家に来てくれた加州君に何だか感動してしまった。
加州君って初期刀で選べた一人だったよね？


初期刀も鍛刀で来るなら悩む必要って余りなかったのかな･･



『加州君、初めまして。
まだまだ初心者の審神者ですが、よろしくお願いします。』


にっこりと笑う顔に私も釣られてしまう。



｢主〜！
可愛くするからいっぱい宜しく(愛して)ね。｣





赤い爪…とてもオシャレな方が来てくれて、趣味がネイルの私はお友達が出来たように嬉しくなった。





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