検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:18,166 hit

9. ページ10

.


ガラッ


『いらっしゃいませ〜』


津田「どうぞ」

津田さんは何気ないエスコートでイスを引いてくださる。

「あっ...ありがとうございます!」

私はペコッとお辞儀をしてから座った。

津田「何がいい?」

「うーん...津田さんのおすすめで!!」

津田「ははっ、りょーかいっ!」

津田さんは手際よく店員さんに
「唐揚げ定食2つ!」と頼んだ。

「津田さん...唐揚げお好きなんですか?」

津田「好きだよ〜」

「そうなんですね!」

津田「まぁ、唐揚げ定食頼んだのは気まぐれだけど」

「気まぐれ...なんですね」

思わずふふっと笑みがこぼれる。

津田「あっ...バカにした?」

「そっそんなことないです!!」

津田「ごめんごめん分かってるからっ」


本当に津田さんが何を考えてるのか分からない。
でもそれが心地よいとも思う。


津田「それにしてもさ...Aちゃんはどこ出身なの?」

「埼玉です!」

津田「埼玉か〜結構ここら辺の出身なのね。」

「って言っても田舎でしたけどね...
津田さんは...確か大阪ですよね?」

津田「そうやで」

「たまーに関西弁出てるな〜とは感じます」

津田「関西弁の男性のことどう思う?」

「えっ?何でですか?」

津田「いいからいいから!」

そんな事言われてもな...
あんまり考えたことがないから分からない。

「...好きですよ。ワイルドって感じがして」

津田「ワイルド...か...ふふっ」

「また笑う!!」

津田「でもさ...」


津田さんはふっと立ち上がって顔を近づける






津田「俺みたいな関西人も好きってことだよね?」


サラッとカッコイイ言葉を出した。



「んっ...どうでしょうね!!」

津田「えー違うん?」


津田さんはぷーと口を少し膨らませて席に座った。





津田「そうだよな...だって俺おっさんだし」

津田さんはははっといつもの感じで笑っていた。





...でもなんでだろう...


少しだけ自分の心がズキっとした気がした。

10.→←8.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:津田健次郎 , 声優 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

結依 - おはようございます(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。  物語読みました。 物語完結になってますが。。。  続きが気になります。 (2月17日 10時) (レス) @page19 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - 引き続いてないやんkw (5月7日 16時) (レス) @page19 id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが見たいです更新お願いします! (2022年9月3日 8時) (レス) @page19 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
福寿茶寮(プロフ) - これで完結ですか? (2021年11月4日 9時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Ra. | 作成日時:2018年3月10日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。