33話 ページ42
とある政府と役人達が、突如今までで1度も体験したことの無い不快感に襲われ、申し訳ありませんでした。と言う言葉しか言えない廃人のようになってしまった。調べたところによると、呪具を悪用していたという事実が発覚し__
そんなニュースを横目に、審神者達は堀川特性朝ご飯を食べていた。
『このツナマヨおにぎり美味しいね。』
「沢山あるので、他の方達もじゃんじゃん食べてくださいね!」
「これが...尊敬する審神者様と朝餉を共にするということか...。クッ...!感動で涙が...。」
「......あ、梅おにぎり、おいしい、です。」
『見習いさん。穏便に事が終わってよかったですね』
見習いは、悪質な輩に家族を人質にとられ、乗っ取りをやらされようとしていた身だった。審神者は、見習いの持っていた呪具を使い、呪詛返しの儀を行った。効果は抜群で、無事悪質な輩に返って行った。
そして強気な態度は何処へやら、見習いは牙を抜かれたライオンのように大人しくなった。
「あ.....はい、ありがとうございました。私、解放されたんですね。」
『実感、わかないですか?』
「....少し。でも、審神者様の所に来て良かったと、心からそう思えるんです。」
『それは良かった。』
「あの、私、きちんと審神者の授業を受けることにしたんです」
『それはまたどうして?家族は無事なのですし、審神者になる必要はないのでは?』
「....私、新しい目標ができたんです。審神者様のような方になるって」
『ん????』
「おお!見習いも師匠の素晴らしさが漸く分かったのか!共に目指して頑張ろう!」
『は????』
「私、頑張ります!!お師匠様のような立派な審神者になります!!」
光輝と見習いは握手を交わし、審神者は呆然。
「よかったな主、心強い戦力が増えたぞ」
と、呑気に味噌汁を啜っている初期刀。
『もうこれ以上舎弟はいりません!!!!』
かの本丸に、審神者の悲痛な叫びは吸い込まれていくのだった。
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あさき(プロフ) - 更新嬉しいです!!!!夢主さんと光輝さんとの会話の流れ?、みたいなボケとツッコミ早め〜(?)みたいなのがすごい好きです!!!! (9月30日 1時) (レス) @page42 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プレーン改 | 作成日時:2023年8月10日 18時