閑 ページ4
どうして自分は彼を引き止められなかったのか。どうして自分は彼らを輝かせてあげられなかったのか。
どうして...
審神者はぐるぐると渦巻く鬱を患った感情を無理やり押しとどめながら過ごしていた。
彼女の初期刀はいの一番に審神者の不調に気づき、支えようとした。だが少し遅かったのだ。
審神者は泣いた。
涙が枯れるぐらいという言葉では足らず、涙を出すという動作が出来なくなるぐらいには泣いていた。
初期刀はただそばに居ることしか出来なかった。その後は古株の刀達が結託して、審神者が落ち着くまで政府との連絡を断絶しようともした。
だが審神者は泣きながらもそれを止めた。
それでは彼らも立場が危うくなってしまうからだ。
そうして、審神者はどうして泣いているのか分からなくなるぐらい負の感情が混ざった涙を流し続けた。
その後、何とか審神者の情緒は人並みに回復はしたが、
彼女の憂鬱が晴れる日は来るのだろうか?
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あさき(プロフ) - 更新嬉しいです!!!!夢主さんと光輝さんとの会話の流れ?、みたいなボケとツッコミ早め〜(?)みたいなのがすごい好きです!!!! (9月30日 1時) (レス) @page42 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プレーン改 | 作成日時:2023年8月10日 18時