【刀剣乱舞】引き抜かれ本丸

11話 ページ18

どどん！...と審神者の目の前には刀が3振り。


そして審神者の口元にはケチャップがべっとり着いていた。
そう。マックでもケチャップは貰えるのだ。


「主、真剣な顔をしていてもそれでは威厳の厳もないぞ」


「主さん。口拭きますよ、じっとしててくださいね」


「んむ」


堀川国広は手早く審神者の口元を拭い、ゴミの分別をしに厨へ戻って行った。


「ハンバーガーを食べたところで問題は解決するどころか混沌としてたわ...盲点」


「だろうな」


「でも情緒は少し回復した。さてどうしようね」


「刀は顕現しない限り意識は無いはずだ。しばらく箱に放っておいても大丈夫何じゃないか？」


「ふむ...。でも政府からわざわざ大物送られてくるのには何か嫌なことが絡んでる気がして不安なんだよね......よし、決めた」


「どうした？」


「この刀達は引き抜かれる前提で育成してその時がきたら快く送り出そう。」


「...顕現後の性格上、かなり不安だが大丈夫なのか？」


「そこは切国達に頑張ってもらう。私は指示を出すだけ、極力彼らが本丸にいる限り審神者部屋からほぼ出ないことにする」


「....その残業にボーナスは出るのか？」


「切国達の欲しい物何でも1つ買ってあげる。ある程度高額なものでも許可します。」


「ﾌｯ、気前がいいな。わかった。」


「じゃあ審神者部屋には近侍と堀川くんしか入れないように設定しておくから。」


「何故兄弟...。あぁ、食事か」


「そ。またエナドリで引きこもろうとすると一生お粥系しか食べられなくなるから頼んだよー。」

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