外せない。笑えない ページ22
｢……もう一度最初から話してくれ」
『エッ今の説明でもダメでした！？』
湯浴み後。申し訳程度のスキンケアと髪を乾かし終えた私を審神者部屋で待っていたのは、初期刀の山姥切国広さんだった。
いち早く話を聞きたそうにしていた彼に、なるべく事の発端を端折って話したのが1回目。は？という顔をされたので、あれがどうしてこうなって〜と最初よりも中身のある話をしたのが2回目。
それでも納得したような顔はしていなかったので、もっっっと詳しく話したのが今回の3回目であるが、またもやダメだったらしい。
｢理解はできた。だが納得できない。……そもそも素性を知らない相手からよく分からない贈り物を受け取る主の考えが分からないな」
『正論ﾝ……でも紫さんは素性を知らない相手とかじゃないですし、少なくとも他人では無いので大丈夫だと……』
｢……現に大丈夫じゃないだろう」
『せ、正論……』
もう土下座してしまいたい。こんなに危機感のない主でごめんささいと全員に謝罪したい気持ちでいっぱいである。
そんな事をしている暇があるならさっさとそんなネックレス捨ててしまえ、と言われてしまうんだろうが。
｢……その首輪が外せないとなると厄介だ」
『すみません、これだけは外したくなくて』
｢だろうな」
『……だろうな？？？？』
山姥切さんの言葉をまんま復唱した私に、山姥切さんはそれはそれは深いため息をついたあと、私の胸元に指を指した。
｢そういう術が仕組まれてる……集中して見なければ気づけないほど、希薄なものだ」
……まじか〜〜〜〜！！！！(頭を抱える絵文字)
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奏(プロフ) - 見習いそうきたかぁ…。最近読み始めたんですが面白くて一気に最新話まで読み切ってしまいました...！続きが楽しみです、更新待ってます！！！ (3月5日 13時) (
レス) id: 872e19f483 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 鶴丸ぅ…おま、お前…てぇてぇ過ぎるだろ!!!!(クソデカボイス)見習いさんがどう行動起こすのか楽しみです…!!更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (5月9日 21時) (レス) @page16 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-naki-
| 作成日時：2023年4月28日 19時
