価値観。笑えない ページ14
朝とは、一日の中で一番爽やかな気分になれる時である。
愛しの布団から這い出るのはとても辛い事ではあるが、陽に照らされた朝露の綺麗さと言ったらなんの。これ以上の眼福は無いだろう。
さあて、今日も綺麗な景色を目に収め、
｢お、早起きだな。おはよう縁」
ありえない光景にｽﾊﾟﾝｯと障子を閉めた。
……なんだ？？？見間違えか？？朝っぱらから真っ白な戦装束に身を包んだ彼は見間違えか？？？
｢おいおい、俺を見た瞬間に閉めるなんて悲しいぞ」
『見間違いじゃなかったか〜！！！そうか〜！！おはようございます〜！！』
｢君、朝から大声が出せるタイプなんだな。驚きだぜ！」
『朝イチで私の部屋の前で待機してる鶴丸さんのほうが驚きなんですけどねホントに』
｢良い驚きだろう？」
『価値観の違い……』
色々と観念して障子を開ける。朝日に照らされた汚れのない白髪と、光をそのまま閉じ込めたかのような眩しい瞳が視界に広がる。
背後の朝露が太陽の光に反射して、一層彼の純白さを引き立てていて悔しいがとても綺麗であった。
『で、朝からどうしたんですか？落とし穴掘るのは一期さんと山姥切さんに怒られるので手伝いませんよ』
｢怒られなかったら良いのかい。いや、そうじゃなくてな。ちゃんと君に報告しに来たんだ」
『何の報告ですか？』
縁側に腰掛けていた鶴丸さんの隣に膝をつき、彼の話に耳を傾ける。彼は胡座をかいた膝の上で肘を立て、頬杖をつきながら、優しい目付きで私を見ていた。
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奏(プロフ) - 見習いそうきたかぁ…。最近読み始めたんですが面白くて一気に最新話まで読み切ってしまいました...！続きが楽しみです、更新待ってます！！！ (3月5日 13時) (
レス) id: 872e19f483 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 鶴丸ぅ…おま、お前…てぇてぇ過ぎるだろ!!!!(クソデカボイス)見習いさんがどう行動起こすのか楽しみです…!!更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (5月9日 21時) (レス) @page16 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-naki-
| 作成日時：2023年4月28日 19時
