《作り直し》仕事の邪魔すんな。

配達物６個目 ページ8

ーー赤Aside


赤A:『酸素のお届けにあがりました』

細胞:「ああ、ありがとう。ところで…その後ろで倒れてるのは…？？(汗)」

赤A:『気にしないでくれ…下さい。ただの気絶してる雑菌どもです』




細胞はそれを聞いて急いで扉を閉めた。そりゃそうか。

なんでトドメを刺してないか？
答えは簡単。武器持ってないからな。

俺は雑菌や細菌を蹴り飛ばしたり殴ったり出来るだけであって、殺せるわけではないからな。

あくまで強い赤血球だから。




アカコ:「A先輩、危ない！！」




あ、起き上がった。
というかアカコ、お前の荷物の配達場所ここじゃねぇぞ。
また迷ったのか。




シロ:「抗原発見！死ね雑菌がぁぁ！！」




またシロか。なんでアカコが来るとお前も来るんだ。
なんなの？お前ら、見えない糸にでも繋がってんの？なんなら応援するぜ？




マクロ:「あらあら、もう終わってましたか？」

赤血球:「あっ、マクロファージさん！」




どうやら茶葉を買ってる時に応援要請が出されたらしく、今は単球の格好ではない。




赤A:『あ、俺の赤芽球時代の先生』

シロ&アカコ:「「えっ！！」」

マクロ:「あらA君！久し振りですね〜」




まさかこんな所で再会するとは…まぁ同じ体内にいるからな。
いつか会うとは思っていたが。




シロ:「そういえばAさんが赤芽球時代の時、どんな赤芽球だったんですか？」

赤A:『はぁ？』




それ聞くか？いや別に良いけどよ。

絶対面白くもなんもねぇぞ。




赤A:『面白くねぇと思うぞ？』

白4989:「大丈夫ですよ！」←「ひっぱってケロ」の人

赤A:『テメェどっから湧いて来やがった！』




「ずっとここに挟まってました♡」とぬかすコイツは白血球の4989番。

最初に「四苦八苦」って呼んだら泣かれた。←

ちなみに「四駆」も泣かれた。でも嬉しそうだった。←

今は「シク」って呼んでる。


俺はシクを壁の隙間から抜いて、赤芽球時代の自分を語り出した。

…地味に恥ずいな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

文字数ｪ…

配達物７個目→←配達物５個目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す