配達物1個目 ページ2
ーー赤Aside
タッタッタッ…
俺は赤血球。
身体中の血管を走り回って酸素や二酸化炭素なんかをあちこちに配達するのが仕事だ。
因みに俺は配達のために走り始めて4時間経ってる。
なお、休憩は一切していない。
これ配達し終わったら休むか。
ここを左に曲がれば…よし、あとはそのまま真っ直ぐに…。
スギ花粉:「ス〜〜ギ〜〜」
赤血球A:「ちょっとA番先輩!?危ないですよ!スギ花粉のアレルゲンが大量に!!」
あ゛ぁ?ンなもんわかってんだよ。
ガッツリ視界に入ってるからな。
あ、あの方向音痴な後輩もいるじゃねぇか。
スギ花粉:「スギ〜〜」
スギ野郎が目の前に立ちはだかる。
赤3803:「先輩危ない!」
俺はスギ花粉を目の前にして立ち止まる。
…‥…わけがない!!
そのまま奴に突っ込んで
赤A:『俺の仕事の邪魔すんな!!』
ズウゥゥン…
思いっきり蹴り飛ばした。
アレルゲンは吹っ飛んで細胞達の家に突っ込んだ。
俺は悪くねぇ。あそこに細胞達の家があるのが悪いんだ。
白血球A:「スゲエ…赤血球にあんな強い奴いたのか…」
細胞A:「俺の家がー!!」
細胞B:「やめろおぉぉ!(泣)」
あ、届け先ここだ。
…居ねえな。逃げてんのか。
不在通知置いて違う荷物配達するか。
いや、先に休憩するか?
赤3803:「先輩!A番先輩!!」
赤A:『お、3803番』
コイツが方向音痴の後輩。
立派な赤血球…のはずなんだが。
まぁ、やる気は人一倍強いからそのうち直るだろ。
赤3803:「無事で良かったです!スギ花粉、この間来たばかりなのにまた出てきましたね…」
赤A:『さっき上でB細胞が抗体出し過ぎてたからまたヒスタミンが大量に出てくるぞ。』
「えっ!」と言って固まる後輩。
この間のスギ花粉アレルギーはトラウマもんだからな。
流石の俺でもステロイドには立ち向かえない。
速やかに逃げることをオススメする。
164人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご仮面(プロフ) - ロナさん» ありがとうございます!毎回、どうやってボコボコにしようかと考えるのが楽しいです!(危険思想)更新頑張ります! (2019年1月14日 17時) (レス) id: 4d6241168e (このIDを非表示/違反報告)
ロナ - すごく面白かったです!特に雑菌をボコボコにするところが←続き楽しみにしております! (2019年1月13日 20時) (レス) id: 524ee6d04b (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ菌@葵 - 中村悠一さんて戦国BASARAで左近の声とフェアリーテイルではグレイの声やってるんですよね 私BASARAでは左近推しなんですよ (2018年10月18日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
お魚煮干し(プロフ) - 霞夜さん» 金さん銀さんよきかなぁ←(塾の宿題で死んでいた) (2018年9月28日 18時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
霞夜(プロフ) - お魚煮干しさん» グリズリー&ルカ(アルカナ)よきかなぁ← (2018年9月22日 20時) (レス) id: 1797519792 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちご仮面 | 作成日時:2018年9月8日 16時