二十一話 ページ23
再びの回想
「苦しめたくなければ…?」
薄闇の中、柔らかい光に満ちた私の部屋はしかし、かつてないほど緊迫した空気に満ちていた。
心「はい」
ふわりと可愛らしく心愛ちゃんが微笑む。可愛らしく。
心「私、嫌いなんです。欠陥品って」
「…欠陥品？」
心「はい。たまにあるじゃないですか。動かないおもちゃとか、美味しくないお菓子とか。…言うこと聞かない人とか」
ねぇ先輩、と優しい声がする。
心「この本丸の欠陥品って何でしょうね？」
「…」
心「あぁ、先輩以外の話ですよ。先輩は欠陥品ではないですから。むしろ私にとって大切な人です」
だって、本当に予測通りに動いてくれるんですもの。
心「くすくす…可愛そうですね。本当は彼らに言いたいことがたくさんあるんでしょう？でも、言えませんよね。それを言えば私を信頼している彼らの心を傷つけてしまうから」
「…あなた…」
心「ふふっ、話を戻しましょうか。つまり、ええ。欠陥品ですよ。心当たりはあるんじゃないですか？…例えば」
こんな状況になってもまだあなたを信じようとしている可愛いあの子とか。
相も変わらず何も気にせずお茶を勧めるあの人とか。
心配そうにあなたを見守ってるあの人とか。
心「…あるいは」
ずっと態度の変わらない、あなたの大事な初期刀とか。
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ライラック - 薄桜鬼☆ハルハルさん» ご指摘ありがとうございます！直しました！ (2018年5月5日 0時) (
レス) id: 75a1a6830c (このIDを非表示/違反報告)
薄桜鬼☆ハルハル(プロフ) - 小説の説明書くところが、『とうらぷ』になってますよ。お話とっても面白いです！♪（ｖ＾＿＾）ｖｖ（＾＿＾ｖ）♪ (2018年3月17日 14時) (レス) id: 00eb0ae2ed (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - ライラックさん» ありがとう御座います！ (2018年2月25日 23時) (レス) id: 07ba5613d8 (このIDを非表示/違反報告)
ライラック - 鈴音さん» わあぁ、ありがとうございます！何だかまとまりのない感じの文章だしいろんなとこ省きすぎだしうごめんねパッパぁぁあ(泣)と落ち込んでいたのでそう言っていただけると本当に嬉しいです…！ (2018年2月25日 19時) (レス) id: 876020889d (このIDを非表示/違反報告)
ライラック - 夜月レナさん» 回答ありがとうございました！うちはノーカネヒラなんですよね…鶯丸さんがいるので出したい気持ちは山々なんですが、如何せん口調の方が…。申し訳ないですが、彼にはもう少し待っていてもらうことになりそうです…(泣) (2018年2月25日 19時) (レス) id: 876020889d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ライラック | 作成日時：2018年2月12日 16時
