幼女審神者の日常 (ページ16)

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祖母「良いですか、月の最後に刀剣男士達にお給料を渡します。」
「おきゅうりょ？」
祖母「そうです。お金をあげるんですよ。」
「Aもあるの！？」
祖母「お前も頑張ってますからね。ありますよ。」
「わーい！」
祖母「皆に渡すのはお金だけではいけません。」
「？」
祖母「いつもありがとう。という気持ちも大切です。良いですね。」
「はーいヽ( ・∀・)ﾉ」

祖母から全員分の給料袋を渡され部屋の机の中に入れる
祖母と一緒に部屋を出てお昼を食べに行き夕方に家に帰るのを見送るとAは給料袋を出す

翌朝、眠い目を擦りながら給料袋が入ったリュックを背負い広間に行く

Aの目の下に隈が出来てることに加州が気付くと

加州「寝てないの？寝れなかった？」
「...だい、じょぶ。」

フラフラと眠そうなA

ストン...と指定の座布団の上に座りガサゴソ...とリュックを開ける
開けたリュックを目の前に置くと

「おはよう...ございますぅ...。」

ペコっと頭を下げるとボスっと空いたリュックに顔を突っ込む
歌仙は手を目に当て首を横に降る
何振りか笑いを耐えているのもいる
よいしょ...と頭を抜くと目が覚めたのかリュックを持って立ち上がり刀張順に並んでいる刀剣男士達の前に行く

「じぃじ！」
三日月「何だ？」
「いつも！ありがとう！」

はいっ！と給料袋を渡す
三日月が手に取ると、ざらり...とした感触に手元を見る。赤いクレヨンで大きな花丸っぽい絵が描かれ後ろには解読しないと難しい感じの平仮名っぽい字で "ありがとう" と書かれていた

三日月「此方こそ、ありがとう。」

ぎゅっ。っと三日月がAを抱き締め桜が舞う

「へへっ。」

体を離すと、Aが三日月の頭を撫で小狐丸のところに行く

「こぎちゃん！」
小狐丸「はい。」

はい！っと渡すと小狐丸は笑顔でAを抱き締める
全員に渡しきる頃には昼近くだった
渡し終わると気が抜けたのかAはコテンと眠る

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長谷部「こんなもんか...。」
博多「何しとっと？」

博多が長谷部の部屋に行く

長谷部「あ、ああ。これを。」
博多「あー！ズルかとっ！」
長谷部「お前もやるか？」
博多「勿論たいっ！」

博多は長谷部の前に座るとAから貰った給料袋を綺麗にラミネートし始める
博多が兄弟達にラミネートした給料袋を見せると

一期「長谷部殿はいらっしゃいますか？」

十年後にAがラミネートされた給料袋を見つけ赤面し長谷部を問い詰めるは先のお話