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「は、はい。
えっと……私は藍です。
兄がいっつもお世話になってます……」
少し固くなりながら、藍は立ち上がって礼をする。
すると、乱が軽やかに笑った。
「あはは、固くならないで。
普通にお喋りしようよ」
乱の言葉に、藍は肩の力を抜く。
すると、乱の一歩後ろで見守っていた男の子が一人、前に歩み出た。
「よお、俺っちは薬研藤四郎ってんだ。
よろしく頼むぜ、大将の妹さん」
短い黒髪に眼鏡、白衣を纏う姿はさながら医師のようである。
低い声といい口調といい、端正な顔立ちもあいまって、とても子供には見えない。
とにかく藍は頷いて、次の男の子へと目を向けた。
「あ、俺は鯰尾藤四郎です。
よろしく、藍さん」
ぴょんと立った髪の毛がゆらゆらと揺れる。
長い髪は赤い紐で無造作に纏めていた。
くりっとした黒い目を睫毛が縁取っており、一見すれば女の子だが、この人もきっと男なのだろう。
その隣、そこには白い髪の毛の男の子が立っていた。
ぼんやりとどこを眺めているかわからない謎めいた瞳を見つめる。
そうしてようやく、その少年は口を開いた。
「俺は、骨喰藤四郎」
短く、簡潔に告げて、骨喰はだまってしまう。
全員自己紹介が終わり、藍はみんなを見渡す。
全員濃いキャラだなと思いつつ、少し楽しみになっていた。
その時、鯰尾が「そうだ」と声をもらした。
「藍さんにこの本丸を案内しようか。
藍さんは、それでいい?」
鯰尾に聞かれ、藍は頷く。
すると、乱がぎゅっと握ってきた。
「さ、行こう!」
そう言って、駆け出した。
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梛霧(プロフ) - suzu★さん» だ、大好きですか!?すごい嬉しいです……ありがとうございます、これからも頑張りますので、よろしくお願いします！あと、『fight』ありがとうございます！ (2016年12月10日 20時) (
レス) id: 0ac4ee445f (このIDを非表示/違反報告)
suzu★ - この小説、凄い大好きです！なので、これからの更新楽しみにしてますね！fightです！！ (2016年12月10日 19時) (レス) id: 93b63c613e (このIDを非表示/違反報告)
梛霧(プロフ) - 美由紀さん» ありがとうございます、嬉しいです！！これからも頑張ります……！！ (2016年12月8日 18時) (レス) id: 0ac4ee445f (このIDを非表示/違反報告)
美由紀(プロフ) - おもしろかったです！これからも頑張ってください！！更新待ってます！ (2016年12月8日 17時) (レス) id: 9e4be1b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
梛霧(プロフ) - からしさん» すいません、間違いです……訂正させていただきます！ (2016年12月1日 18時) (レス) id: 0ac4ee445f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梛霧 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年10月23日 22時
