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二回目のお風呂から上がり、藍は早速乱からもらった内番服に手を通した。
少し長めのワンピースのようなシャツの下には短パン。
胸元にリボンを結んで、鏡を見る。
似合わないような気がして、藍は不安になる。
そのまま、下着とタオルを片付けて広間へ向かう。
「あーっ、藍ちゃん似合う!」
中に入った途端、乱が駆け寄ってきてくれる。
藍は、自然と笑みを溢した。
「ありがとう。
……ちょっと大きめに作ってくれたんだね、嬉しい」
「ううん、お礼なんて良いよ!
それより、一緒にご飯食べよう?
みんな、待ってるから」
乱はそう言って、藍を引きずるように走る。
「ちょ……」
「みんなーっ!
じゃじゃーん!
藍ちゃん可愛くない!?」
「あ……乱兄さんが作ってた服ですか?」
ぱたぱたと走りよって来る短刀たち。
藍は、ちょっと照れたように笑う。
「わあ、似合ってますね、藍さん!」
鯰尾がそう言うと、藍はにっこり笑って頷いた。
……すっかり、夢のことを忘れて。
「ありがと」
「ほらほら、みんな。
ご飯、食べようか」
一期の言葉に、はーいと座る短刀たち。
一期は、藍に笑いかけた。
「藍さんも、どうぞ」
「ああ、ありがとうございます」
一期がぽん、と叩いた座布団に歩みより、藍は座る。
「すみませんね、弟たちの相手をしていただいて」
「ううん、大丈夫。
私、小さい子好きだから」
「ならば良かった。
……主にお聞きしました、弟たちに手合わせをしてくださったとか。
お怪我をしませんでしたか?」
一期が心配そうに眉を寄せるので、藍は安心させたくて笑いかける。
「うん、平気」
すると、その時。
「藍ーーっ!!」
騒音、ばたばた。
それと共に、この本丸の主であり藍の兄＿＿＿＿＿蒼が走ってくる。
「!?」
「藍、明日から鍛刀するときさ、頼みたいことがあるんだけどいい……?」
「は……?」
藍は、戸惑いながら聞き返す。
蒼は、うなずいてぱんっと手を打ち合わせた。
「お願ーい!
ほら、僕も藍と一緒にいたいしさ、おねが」
「ごめん、じゃあ無理」
調子に乗った蒼に藍が食いぎみに答えると、蒼はうるうると目をうるませる。
「ごめん嘘!今の嘘!
……明日こそ三日月宗近を顕現させたいんだよおおおっ!!」
「……はぁ……。
……ねえ、兄さん。これは兄さんにあげるための力じゃないんだよ?」
そう言って、藍は蒼をじとっと睨み付けた。
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梛霧(プロフ) - suzu★さん» だ、大好きですか!?すごい嬉しいです……ありがとうございます、これからも頑張りますので、よろしくお願いします！あと、『fight』ありがとうございます！ (2016年12月10日 20時) (
レス) id: 0ac4ee445f (このIDを非表示/違反報告)
suzu★ - この小説、凄い大好きです！なので、これからの更新楽しみにしてますね！fightです！！ (2016年12月10日 19時) (レス) id: 93b63c613e (このIDを非表示/違反報告)
梛霧(プロフ) - 美由紀さん» ありがとうございます、嬉しいです！！これからも頑張ります……！！ (2016年12月8日 18時) (レス) id: 0ac4ee445f (このIDを非表示/違反報告)
美由紀(プロフ) - おもしろかったです！これからも頑張ってください！！更新待ってます！ (2016年12月8日 17時) (レス) id: 9e4be1b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
梛霧(プロフ) - からしさん» すいません、間違いです……訂正させていただきます！ (2016年12月1日 18時) (レス) id: 0ac4ee445f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梛霧 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年10月23日 22時
