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「え、ああああっ、あのっ、」
鯰尾は、顔を更に真っ赤にさせて首をぶんぶん振る。
すると。
「そうですか?
そんなことないよ。
……でも、ここに来て初めての友達だしね……ちょっと特別な感情があるかも」
藍はへにゃと笑ってそう答える。
そして、思い出したように告げた。
「何かもらえないかな?
軽いのでいいんだけど……お昼ご飯食べてなくて……ね?」
こそこそっと耳打ちすると、燭台切は呆れた様にため息を吐いて、何かを棚から取り出した。
「何これ?」
「『調布』って言うんだ。
主がこの間お土産に買ってきてくれてね。
鯰尾くんにもあげるよ」
そう言って、お菓子を二つ藍の手にのせる。
「おまけだからね。
これからはあげないよ」
「ありがとう、燭台切さん」
藍はぺこりと礼をし、奥にいる骨喰にも手を振る。
そして、くるりと回れ右をした。
「はい、あげる」
鯰尾に渡して、嬉しそうに調布を胸に抱える。
「あ、ありがとうございます……」
「まだご飯は時間かかるから、それまでに食べておきなよ」
「うん」
藍はまたありがとう、と伝えて部屋へと廊下を歩いた。
「……他に刀はいないのかな?」
「いると思いますよ、多分。
俺の兄弟なら……部屋にいると思いますし」
「兄弟……ふうん……乱と薬研と骨喰と一期さん、で鯰尾。
それでまだいるんだ?」
藍がそう聞くと、鯰尾は得意気ににやっと笑った。
「はい!
弟たちと、あと鳴狐さんっていう刀もいるんですよ」
「へえ……良いなあ、たくさん兄弟って」
「短刀のほとんどが弟なんですよー。
まあ俺、いち兄より先に来たけどその前だったから、あんまり遊べてないんですけど」
鯰尾は、少し困ったように笑って後頭部を掻いた。
藍は、部屋に入り、いそいそと調布を口に運ぶ。
そして、こてんと首をかしげた。
「ふうん……ひゃっはりひはのほっへはーいい?」
「なんて言ってるかわからないですよ?」
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梛霧(プロフ) - suzu★さん» だ、大好きですか!?すごい嬉しいです……ありがとうございます、これからも頑張りますので、よろしくお願いします！あと、『fight』ありがとうございます！ (2016年12月10日 20時) (
レス) id: 0ac4ee445f (このIDを非表示/違反報告)
suzu★ - この小説、凄い大好きです！なので、これからの更新楽しみにしてますね！fightです！！ (2016年12月10日 19時) (レス) id: 93b63c613e (このIDを非表示/違反報告)
梛霧(プロフ) - 美由紀さん» ありがとうございます、嬉しいです！！これからも頑張ります……！！ (2016年12月8日 18時) (レス) id: 0ac4ee445f (このIDを非表示/違反報告)
美由紀(プロフ) - おもしろかったです！これからも頑張ってください！！更新待ってます！ (2016年12月8日 17時) (レス) id: 9e4be1b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
梛霧(プロフ) - からしさん» すいません、間違いです……訂正させていただきます！ (2016年12月1日 18時) (レス) id: 0ac4ee445f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梛霧 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年10月23日 22時
