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料理を始めたら器用なもんで
あっという間にいろんなもの作ってくれる
指示も的確で洗ったり切ったり適度に俺も手伝う
新婚さんみたいだなあ
結婚したらこんな感じかなあとか妄想も膨らむなんて思ってたら
こや「まゆちゃん、手際いいね」
ってカメラ回してる
とも「おい」
こや「いつか使えるかもだから」
とも「声かけてよ」
こや「厳しいなあ」
なんて言いながら撮ってる
いつ使うことがあるんだ
まゆ「はい、できたよ」
みんな集まってきてあっという間に
机に並んで食べ始める
人が作ったものって美味しいよなあ
みんなで囲ってご飯ってのも時には良いもんだな
まゆ「夕闇のキッチンきれいだよね」
にち「東海のキッチン見てたらそう思うよね笑」
こや「あれはやばい。」
まゆ「きれいだったし使いやすかったから
張り切って作った!」
なんて俺以外に言わないでよね…
千葉は美味しいって言いながらいつも以上に食べて
にっちはいつも通りだけど評判な心地よい食いっぷり
こやもそのタイプだし…
そんな姿を見てまゆは
子供でも見るような眼差しで
まゆ「いっぱい食べな」
ってお母さんみたい
子供ができたらこんな感じなの?
穏やかな家庭像が出てきて幸せな夕飯だった
メンバーはいるけど。
とも「食べたら帰るから」
こや「りょうかい」
にち「じゃあ、アップする日とかの相談は
後日送るね」
まゆ「了解」
千葉「えーもう帰んの?」
まゆ「また今度ね。
次岡崎に来るのは夏かな?だいぶ先だね」
こや「年内は無理かもだけどどこかで行くよ
兄さんたちにともやんとまゆちゃんのこと挨拶しないとって思ってるから」
まゆ「律儀だねえ」
にち「それはまゆちゃんとでしょ
今日きてくれたし」
まゆ「そうね笑
じゃあまた来る時教えてね!」
って帰宅した。
紹介できた安心感と公表する不安でぐるぐるするなあ
批判が来たらどうしよう
だからといって別れるってことないにしても
不安になる
泣いてる姿は見たくない
だからって俺が守れるほどの地位も力も無くて…
とも「コンビニまで歩かない?」
買いたいものもあったわけじゃないけど
コンビニまでの往復は特別な気がした
あの時を思い出せる気がして
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作者名:さくま | 作成日時:2021年9月5日 13時