幸せにするね！！ (ページ15)

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お土産屋さんに行くとちょっと待っててって言って
どこかへいくまゆちゃん

戻ってきた時には両手いっぱいに
お土産持ってて歩きづらそう

とも「そんなに買ったの？」

まゆ「うん。東海と夕闇くんたちに」

とも「それは俺からでいいのに」

まゆ「だめ。
お休みくれたんだから私からのお礼だから！」

とも「律儀だねえ。
持ち歩くの大変でしょ
荷物、車に積んじゃおうか」

まゆ「うん、今日泊まるの近く？
車で移動する？」

とも「ああ、泊まるの、ミラコスタ」

まゆ「…！」

とも「近くだけどシー側に行かないと」

まゆ「ミラコスタって私が知ってるやつ？パーク内にあるやつ？」

とも「うん」

まゆ「…それはやばい。やばすぎる。
まだ現実戻らなくていいの？」

とも「そうね笑
まだ夢の世界だね笑」

まゆ「嬉しすぎる！楽しみだ！
ランド終わって寂しかったのに！まだ夢の国？
早くいこ！」

こんなに喜んでくれるとは思わなかった
奮発して良かった

〜ホテル〜

まゆちゃんは
パークと同じくらいに楽しみにしてくれて
ルームキーもらってからもずっとるんるんしてる

エレベーターの中もどんな部屋かな？って
ずっとしゃべってる
パークより喜んでるくらい喜んでるね

まゆ「とも、開けるよ？」

とも「どうぞ？」

開けるとバンドマンには似合わないような部屋で
だけどクラシカルで可愛らしい部屋だった

自分でも笑えるくらいに甘々に甘やかしてるなあとか
柄にもないことしてるなあって
ちょっと恥ずかしい

まゆ「見て！すごい！
今日ここ泊まっていいの？」

とも「そうだよ」

ベッドに控えめながらもダイブして

まゆ「幸せだ〜」

俺もここまで喜んでもらえるとは思ってなかったから幸せだよ

まゆ「てつやに自慢しよっと」

なんて言い出すから
携帯を取り出す腕を咄嗟に掴んじゃって

とも「だめ、デート中に他の男と連絡しないで
いくらてつやくんとは言え、嫌だ…」

っていつになく女々しいこと言ってしまう

まゆ「…ごめん。
ともがいるだけで良かったわ」

なんて、スラスラと、ともって呼ぶし
前みたいに2人っきりなことにオドオドしなくなってて
こっちが急に恥ずかしくなった