幸せにするね！！ (ページ1)

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クレープを買ってくれて近くのベンチで並んで食べる。
ともやんはやっぱり甘いもの選んでて動画で見たままの可愛らしい人だった。

とも「一口ちょうだい」

まゆ「うん」

クレープ差し出せば、子供みたいに一口食べてこっちも美味しいね、って満足げに笑ってた

とも「まゆちゃんもどうぞ」

って差し出されたともやんのクレープをもらう
甘い…無駄に染み渡る気がするのは
今日、変に緊張しすぎてるせいかな

まゆ「ありがと」

並んでお互いのクレープ食べて
デートってこんな感じ？って思うのと同時に
やっぱり虫さんの言葉がよぎる

とも「よし、最後にアクセサリー見てお店行こ」

まゆ「つけたことないや」

とも「…たしかに。動画で見たことないね」

まゆ「なんか買おっかな」

って着いていく。
お店に着いても何つければいいか分かんない

まゆ「何がいいと思う？」

とも「邪魔にならない方がいいなら、こういう細めのとか」

まゆ「なるほどね…」

って言いながら近くにあった細めのブレスレットが目についた。

手に取って値段を見たら地味に良い金額で
ろくろく買い物したことない私からすると高いのか安いのか分からないけど躊躇った

今回はやめておこうかな、似たもの岡崎で探そうって置いた

とも「良いの見つかった？」

まゆ「私にはまだ分からん世界だった笑
また今度にする」

とも「…そっか。ちょっと外で待ってて」

ともやんはほんとにファッションが好きなんだなあってぼんやり外で待ってた

とも「お待たせ。お店まで車だから」

とうとうこの時間が来てしまった、と言うべきか…
大人になっても気まずいってあるんだなあ笑

なんて話そうか迷ってる
正直に言いすぎて傷つけてしまうかな？
でも正直に話さないとだよね…

とも「まゆちゃん着いたよ」

まゆ「え？あ、ごめん」

通されたお店は前とは違って個室で
間接照明な良い雰囲気なお店だった

そりゃ告白しますって言ってるんだから
個室だよなあとか
実感湧きすぎてこわい

とも「お先にどうぞ」

まゆ「どうも…」

とりあえずの飲み物とご飯を頼んだら
無言になった

どちらが言い出すか…

私の考えは受け入れてもらえるものなのか…

虫さん、あなたは本当に大人で
悩ませる原因をさらに悩ませてくれて…困った人だ。

でも、答えが出た気がする

ありがとう