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映画を見てる時はお互いもたれかかるし
手は繋いでいたり会話の距離はいつになく近い
それはケンカした後だからなのか、慣れたのか
今まで以上に素直に甘えてくれる
正直本当にかわいい
猫みたい
動画ではちょっと狂った怖いもの無い強い人だけど
俺の前だけではこんなに可愛い人だなんて
教えたいけど教えたくない
「とも、眠たくなった」
とも「じゃあ、ベッド行く？」
「歯ブラシある？」
とも「あるよ」
洗面台で並んで歯磨きをする
それだけですごく楽しい
岡崎と東京のすぐ会えない距離…
こんなのが毎週末あればいいのに
ベッドにも当たり前のように2人で潜るのが
慣れてくれたまゆ。
「ねえ、最近ね、
仕事ばかりが最優先じゃなくてもいいのかなって思えるようになったんだ」
それはまゆにとっては
とてつもない考えの変化で…
とも「…どうしたの」
「前まで本書いたりして今までのこと考えたの
唯一の女だからってなんでもやってきたけど
そもそもは好きなことを好き勝手にやるってのが
始めたきっかけだなって」
とも「東海は特にそうだよね」
「だから、他に好きなこと出来たらやればいいし
東海辞めてもいいんだって」
とも「…やめんの？」
「辞めないけど、休んだりしてもいいのかなって」
とも「他にやりたいことできた？」
「ううん。とものこと。」
とも「俺？」
「うん。恋愛優先にしてもいいんじゃないかなって。
でもまだ全然働くよ？
こういうイベントごとは優先してもいいのかなって」
とも「働いてるまゆも好きだよ
だから、選んだことは応援するよ
俺のために仕事選んだりとか休むとかは無しね」
「分かった」
まゆの仕事の考え方が
あんなに変わるなんて思わなかった
話聞いてる限り
それなりに俺の存在が大きくなってて嬉しい
とも「もう眠い？」
「まだ平気だよ」
ってさっきの話で安心したのかな
うつろになってきてる
クリスマスで浮かれ、写真を投稿して
自分のものだって知らしめた独占欲も満たされて
調子に乗る俺はまゆにキスする
「！！ねえ、目覚めたじゃん」
とも「んー、目覚ませたかったみたいな？」
「なにそれ、意地悪」
って笑う
かわいい
ごめんけど、なかなか会えないから
少しでも進ませて欲しいんだよ
って下心満載でさらに口付ける
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作者名：さくま | 作成日時：2021年9月16日 12時
