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■どれだけ好きでも。【てつや】 ページ3

「おいおーい。てつやくーん。」

て「んー?」

目線はPUBGじゃん。
もう、なんで私はこんな男に恋をしたんだろ。

「ちょっと出かけてくるねー」

て「うんー」

また顔も上げない。

虫「どっか行くのー?」

「あんな男と別れて、イケメンのいるクラブでも行こうかな」

虫「なにかあった?」

「なにもない」


普段からPUBGばかりやってるから、
慣れたもんだったんだけど、
なんか今日は腹が立って仕方がない。


虫「とか言って、てつやのこと心配なんでしょ?」


こうやって、ズバッと当ててくる
虫眼鏡師匠にも、イラっとするが、
そう。私はてつやの側にいたいと思ってしまう。


「うるさい。ばか」


ソファにふて寝する。


て「よーし!A!あれ?」

虫「お怒りになって、眠られたよ。姫は。」

て「そっか。じゃあまたPUBGしよーっと」


「勝手にしろ…」

て「あ、起きてる」

「私もPUBGになろうかな」

て「え?」

「そしたら、てつやの視界に入るもんね。ずっと考えてもらえるもんね。」

て「なにそれ。」

虫「可愛いこと言うね」

「私がどれだけ好きでも、PUBGには勝てない」

て「A、わかった。ごめんごめん。よし、どっか行こうか」

「行かん」

虫「あらら。じゃあ僕はお先に〜」


虫さんが出て行ったあと、少し困って部屋をうろちょろするてつや。


「PUBGでもやればいいじゃん。」

て「ねーえ。いいから、顔上げて?」

「やだ」

て「じゃあ無理やりあげる」

「こわい」

て「じゃあ一緒に寝る」

「せまい」



そんなやり取りをしていると、私が横になっている
ソファにちょこっと腰をかけるてつや。


て「わかった。気がすむまでここにいる。」


「…」


そんな私の頭をずっと撫でる。
優しい手つきに、私はまた胸が締め付けられる。
てつやの事を好きになったのは、
この優しいところだったんだ。


結局また、いつもてつやの事を好きになる。



「もう…いい」

て「おいで」


そんなてつやの横に寄り添って座る。


て「ごめんね。A」

「ううん」

て「でも、俺は…」

「やっぱりPUBGが好きとか言うんだ」

て「言わん。AとPUBGが比べ物になるわけがないやん。」

「うん」

て「それほど好きなんだよ。Aのこと。」

「じゃあ私との時間も作ってね」

て「うん。ごめんね。」

「仲直りのチューして」



そういうと、また優しく笑って
私にキスをする。

■いつまで待てば。【りょう】→←◯2



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mina(プロフ) - 目が覚めた夢主にてっちゃんが別れを告げた。それを聞いたざわくんは夢主に告白し付き合う。長々と書いて申し訳ないです。書いていただけたら嬉しいです! (2018年8月27日 22時) (レス) id: 8a6524b0c4 (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 目が覚めた夢主にてっちゃんが別れを告げた。それを聞いたざわくんは夢主に告白し付き合う。長々と書いて申し訳ないです。書いていただけたら嬉しいです! (2018年8月27日 22時) (レス) id: 8a6524b0c4 (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 病院から夢主が搬送されたと連絡が来ててっちゃんとざわくんが会う。そこでざわくんは夢主を追い込んだてっちゃんに怒ることなくいつも通り接する。てっちゃんは夢主と別れることを決意しざわくんに言うがそれは僕に言うことじゃないと断る。 (2018年8月27日 22時) (レス) id: 8a6524b0c4 (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 夢主はてっちゃんに今の気持ちのことを正直に話すけど別れることは認められなくてずっとモヤモヤしたまま付き合い続ける。ある日てっちゃんのラインに夢主から遺書的な文章が送られてくる。(ざわくんにも)大急ぎで夢主の家に行っても誰もいない。 (2018年8月27日 22時) (レス) id: 8a6524b0c4 (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - ざわくんはてっちゃんと付き合っている夢主のことが好きで最初は気持ちを隠していたけど我慢できなくなりてっちゃんに内緒で夢主と出掛けるようになる。夢主も初めは軽い気持ちだったけどだんだんざわくんに惹かれていって両思いになる。 (2018年8月27日 22時) (レス) id: 8a6524b0c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tee(てぃー) | 作成日時:2018年4月24日 7時

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