起きて ページ7
てつやside
Aの部屋でニュースを見て、これからの話を虫さんととしみつと話していると、
虫「そろそろさ、りょうくんの病室にも行って様子見てこようか」
と虫さんが言い出したので向かうことになった。
滅多に熱も出さず、あまり怪我もしないりょうが病院にいるということがまず不思議な感覚だから、その姿を見るのが少し怖い気がする。
病室に入ったら「なんで皆そんな顔しとんの！ばかじゃんww」って笑い飛ばしてほしい、病院で寝てる友達なんて見たくねぇわ。
虫「失礼しま〜す…」
ドアを開けて中に入ると、ベッドにりょうが眠っていて、頬にガーゼが貼ってあるけど見た目から軽傷だと分かった。
虫「A見てからりょうくん見ると、全然怪我してないように見えるね」
と「…な。」
虫「…」
と「…」
少し暗い空気になって皆が黙ってしまった時に、りょうに動きが見えた。
り「…う…」
て「！ りょう！？」
虫「りょうくん！」
と「りょう！」
り「んん…あれ、俺…」
とりあえずナースコールを、と押す虫さんを横目に、目を覚ましたりょうに駆け寄る。
て「りょうっ！りょう！」
医者が来てりょうの状態を確認するために少し離されたけど、起きたことに嬉しくなって少し泣きそうになってしまう。
医者「自分の名前、分かりますか？」
り「福尾亮です」
医者「何歳ですか？」
り「23歳です」
医者「ここは病院です。何故居るか分かりますか？」
り「確か、車に乗ってて…交差点で車がぶつかってきて…？」
医者「はい。車がぶつかってきて、怪我をされまして、この病院に搬送されました。記憶の混濁も無いようなので2,3日で退院出来ますよ。」
り「ありがとうございます」
虫「ありがとうございます。」
看「またなにかあればナースコールでお知らせくださいね」
り「はい。」
時刻はもうすぐ夕方になる。朝の9時過ぎに病院から連絡が来て、大阪に来て、めっちゃ時間が早く過ぎたなぁ…
り「めっちゃ痛いなぁ〜ww」
虫「そりゃそうだよ、馬鹿じゃん遊びに行って事故るなんて」
て「めっちゃ心配したんだからな！」
と「ほんと焦った」
まだ心臓がドキドキしとるし、事故ったなんて全然実感ないけど、指先が冷たくて無意識的にりょうの布団の端を握りしめてしまっていた。
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あああ - すごい面白いです！！更新頑張って下さい！ (2018年6月30日 18時) (
レス) id: 126df077bd (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です (2018年5月30日 5時) (レス) id: 8a5b80ef53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ | 作成日時：2018年5月30日 1時
