耳を攻められてます ページ49
虫眼鏡side
珍しく全員が集まってとある撮影を終えた夕方、新しく撮影することもなく各々ゴロゴロしたり編集したりしている。
ふと喉が渇いてキッチンに行くと、僕らがいる所に背を向けて椅子に座っているAが目に入る。
イヤホンをして携帯を横向きに持ってニヤニヤしてるから何かと思って少し覗き込めば、面白いことになっていた。
素早く水分を取り静かに和室にメンバーを集める。
●REC
録画ボタンを押して小声で話し始める。
虫「サブチャンです。」
て「え、何?どうしたん?」
僕に合わせてくれたのか、小声で聞いてくるてっちゃんを含め全員が耳を傾けてくれている。
虫「Aあそこにいるんですけど、今あそこ通ったらニヤニヤしてて、何見てるんだろうって思ったら僕達の耳攻めボイス聞いてるんですよ」
り「は、」
ゆ「まじかww」
と「うわ、はず」
虫「ということで感想を聞きに行きますが来る人」
て「面白そう。行く。」
り「女からの感想も聞きたい」
ゆ「もちろん」
し「行かん選択肢はない!」
虫「…としみつは?」
と「行くしかないやん…」
耳を赤く染めて本当に恥ずかしいんだなと思いつつ行くぞ!と叫んで和室の扉を思い切り開く。
Aにカメラを向けて撮っていることを理解させて、見終わるまで待つ。
「どうしたん?」
虫「見終わった?」
「え、うん。見てたの知ってたんか」
虫「後から見えちゃった。そこでうちの姫に感想を聞きたいんですけど」
そう言うと姫って…と言いながら唸って考えを纏めているAに、頼めばきちんと考えてくれるんだよなぁなんて思う。
「りょう…棒読みすぎひん?ww」
り「うざ〜ww」
「家と全然ちゃうやんwwあとざわくんめっちゃバチャバチャしとらん?笑ったんやけど」
虫「それは僕も思ったけどさぁww」
「てつやととしみつは割と好きやった」
て「やった!!」
と「そっか、」
し「僕ちんは〜??」
「お前は聞くに耐えへんかった」
し「なんでだ!!」
「うっさい!!ゆめは開始10秒で恥ずかしくなった」
ゆ「うん?これは成功なのかな?」
て「ていうかさ、Aも撮ればいいのに」
「アレ千切られて女の子になりたいんか?」
て「ヒュッ」
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あああ - すごい面白いです!!更新頑張って下さい! (2018年6月30日 18時) (レス) id: 126df077bd (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です (2018年5月30日 5時) (レス) id: 8a5b80ef53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリィ | 作成日時:2018年5月30日 1時