悪いとか悪くないとか ページ11
俺の言葉を遮ったAの声とともに、ペチッと軽いと音が鳴った。…手の甲を叩かれた音か。
「誰がなんと言おうと、りょうがどう思おうとあんたは悪ない。
私は…まぁ怪我はしたけど死んどらんし、動けるし、助手席やなくて後部座席に大きく当たってるんやろ。それはりょうが私を守ろ思てくれたってことやん?
起きてしまった事故はもう仕方ないことやから、その後のこと考えようや」
叩いた手をそのまま俺の手の甲に乗せて手を握ってこちらをまっすぐ見つめるA。
自分だって怪我してるのに、周りの人に心配させないように、むしろ周りのことを考えられるAのこういう所は昔から羨ましい。
俺はどうしてもAを怪我させたっていう自責の念に駆られてしまうから…
看「山川さ〜ん、検温の時間です〜あれ、福尾さん」
「おはようございます」
看「福尾さんもそろそろ検温の時間なんで病室戻ってくださいね」
り「あ、はい。じゃあAまたあとでね」
「また来るんかいwwほなまたあとで」
病室に戻って携帯を確認すると、1時間後くらいにメンバーが来るらしい。
その時にまたAのところに行こうかな。
271人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あああ - すごい面白いです!!更新頑張って下さい! (2018年6月30日 18時) (レス) id: 126df077bd (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です (2018年5月30日 5時) (レス) id: 8a5b80ef53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リリィ | 作成日時:2018年5月30日 1時