第二十四話 貴方side ページ25
東公園に着いた。
『ここが東公園?』
り「そうだよ。昔は来てたんだけどなぁ皆でさ」
『そう…なんだね』
り「うん…って言ってもあんまり分からないよね。よし!行こうA!」
『うん!』
東公園にはいろんな動物がいたり、遊具があった。流石にこの歳だからっていうので遊ばなかった。でも、中高生の子たちがふざけて遊んでいる姿を見るとなんだか心がキュッとなる。
この気持ちは多分…懐かしいだろう。
『なんか、中高生見てたら懐かしい…?って気持ちになった。なんとなくだけどね』
り「本当に?だんだん思い出してるんだね」
『うん…!本当にわずかだけどね?でも、りょうに関しては何も思い出せてない…。ごめん』
り「大丈夫。そりゃあ話だってしてないんだからしょうがないよ。でも、一番近くにいたのに忘れられちゃうのは寂しいなぁ」
『…ごめんね』
り「あ、俺の方こそなんか不謹慎なこと言ったよね。ごめん」
『うんん!大丈夫!それよりも次の場所に行こうよ!どんどん行かないと時間になっちゃう!』
り「だね」
私たちは車に戻って、ラーメン…?というものが食べられるお店に行く。確かに何回か動画にラーメン屋さんの“サチオさん”という人は出ていた。
り「ここがキブン・デ・サチオ。ラーメン屋さん」
『やっぱり見たことある!動画の中だけど…』
り「そっか。…こんにちはー」
サ「おー!いらっしゃい!あれ!?なんか女の子連れてないかー!」
り「知り合いだよ。記憶喪失になってて今俺らと生活して記憶を思い出そうとしてるの」
サ「おぉー!そうか!よろしくね!嬢さん」
『よ、よろしくお願いします…!Aって言います』
サ「Aちゃんね!いい名前じゃないか!」
り「じゃあこれでお願いします。A、勝手に頼んだけど大丈夫?」
『うん!りょうが選んでくれたのなら安心できる…気がする。心の底でそう思ってる』
り「…!ありがとっ」
サ「うんうん。いい感じじゃねぇか!」
店員「お待たせしましたー!」
り「美味しそっ」
『あ、ありがとうございます…!』
店員「へぇーこの子がAちゃんね?可愛いわ!」
『いえいえ…そんな事ないですよ…//』
店員「りょうくん、大事にしなよー?」
り「もちろんです」
『…!』
店員「驚いちゃってぇ!それじゃあごゆっくり〜」
『…美味しそう』
り「じゃあ…」
「「いただきます」」
※二本投稿をせずにすいません!
また明日から宜しくお願いします!
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作者名:おとーふ 二号 | 作成日時:2020年6月4日 14時