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第二十話 貴方side ページ21

そこからはお昼を食べて、また生放送を見て午後7時を回った。


虫「Aー。撮影終わったから来ていいよー」

『うん!』

て「よっ!」

『皆、お疲れ様!すっごく楽しかったし面白かったよ!』

と「なら良かったよ」

ゆ「頑張ったからねー」

し「あ、電車の時間に間に合わないんでお疲れー」

「「「「「『お疲れ様ー』」」」」」

り「さてと、A。今日は誰の家に泊まる?」

虫「誰でもいいけど、順番的にはり…」

『てっちゃんの家に泊まる…でいいかな?』

り「っ…!」

虫「てつやの家ね。そんなに気に入ったの?」

『なんとなく落ち着くからさ…いい?てっちゃん?』

て「もちろんだよ!」

『ありがと!やっぱりてっちゃんの家がいい…』

“ドンッ”

『!』

り「それ以上何も言わないでA。俺も帰るから。じゃあね」

『…りょう、ちょっとま…』

て「今話してもダメだから、少し頭冷やさせておけ」

『…うん』

虫「じゃあ撮影ないから4日間はてつやの家ね」

『うん。じゃあ行こっか、てっちゃん』

て「おう!」

『あ、先に行っててくれない?後で行くから』

て「分かった!」

『…虫さん。お願いがあるの』

虫「何…?」

と「…」

ゆ「…」

『りょうの連絡先を教えて欲しいの』

虫「どうして?」

『…私、りょうの気持ち考えず自分の思いだけで決めちゃって…。だから謝りたいなって!』

虫「それは違うと思う」

と「虫さ…」

虫「としみつ、静かに。確かにAは、りょうとかなら僕の意見より先に自分の意見を言った。それは全然悪いことじゃないし、てつやに好感を抱いててそうしたんでしょ?なら、尚更謝るべきではないと思う。余計に火に油を注ぐよ?」

『…』

ゆ「虫さん…」

『…そうかも知れない。確かに私はてっちゃんと昨日過ごしてて少し胸がキュってなった。恋というものをしたかも知れない。だから選んだ…と思う。
でも!でも…私はりょうと話したいの…!私はりょうと何も話してないから。何も…!何も分からないから!私は…!りょうを知りたいの!!』

虫「…!」

『お願い…。虫さん…!』

虫「…そこまでいうなら教えてあげる。その代わりと言ってはなんだけど」

『…何?』

虫「…しばゆーについて教えてよ」

『え?』

虫「昨日と今日でしばゆーの態度が明らかにおかしいの。Aに会ってからだと思う。何をしたの?」

『…私と会話をして。私が記憶の断片を思い出して説明した…。それだけだよ』

虫「そっか…」

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設定タグ:東海オンエア , りょう , てつや   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おとーふ 二号 | 作成日時:2020年6月4日 14時

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