子犬系男子/shao ページ3
「好きや!Aちゃん!」
「はぁ…」
目の前にポメラニアンの様に愛らしい風貌の彼が休み時間に私のデスクへと通う様になり早1週間。
全くをもって何を言っているのか…
「…ですから、私は貴方と知り合い、付き合うほどの時間は経過していません。よって貴方とは付き合えません」
「…またダメやったかぁ」
そうぽつりと呟いた彼は本当に子犬の様で、少し情を動かすものがあった。
「当たり前ですよ。そもそも私は…えっと…貴方…」
「シャオロンや!」
「そう、シャオロンさん。ドヤ顔で答えられたところ申し訳ないですが私は貴方の名前すら言えないので。お付き合いするべきではないかと」
「…ええやん」
そう俯き、シャオロンさんは恥ずかしがりながら口を開いた。
「これから知っていけばええやん…その、俺が、ひ、一目惚れした人やし…」
今のセリフの中で一目惚れというワードは必要だったのだろうか。
そもそも何故告白で恥ずかしがらず一目惚れで恥ずかしがるのだ。
…やっぱり、この人はおかしい。
わざわざ私に構ってくるなんて。
「…シャオロンさん」
「な…なに…?」
そう不安げな目で見つめるシャオロンさんに情緒酌量するまいと心を鬼にする。
「ウザいです、諦めてください」
「ぅう〜…分かった、今日はもう諦めるけど、また絶対来たるから」
「…」
シャオロンさんは無言の私に目配せした後、とぼとぼと彼のデスクに帰って行った。
…あの後ろ姿とあの瞳を否定し、胸が痛んでるのは何故だろう。
痛みに首を傾げながらも、その痛みごとペットボトルのお茶を喉に流し込んだ。
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多分これは続きますね(白目)
私はこういう子犬系男子は好きですね。
感情が表に出るのがいいなぁと思いますね、ハイ。
今回はknさんかshさんかで考えましたが、より子犬感がある(と勝手に思ってる)syrnさんにしました。
このお話のsyrnさんはウザさをちょっと抑えてみました。
私から見て抑えてるだけなのでこれでも主ちゃんみたくウザく感じたらすみません。
あと、遅れての御礼になりますが、総合100hit突破ありがとうございます。
多いのか少ないのかは分かりませんが嬉しいことに変わりありません。
これからもこの小説を夢の足しにでもしてくれれば幸いです。
心配する人される人の間にいる人/tn→←長い付き合いは大切に/gr
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トウカ@桃花(プロフ) - アベルさん» コメントありがとうございます。返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。そう思って頂けてとても嬉しく思います。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年3月29日 0時) (レス) id: 9f699652ad (このIDを非表示/違反報告)
アベル(プロフ) - すごくロマンチックだなーーーと思います (2018年3月20日 2時) (レス) id: f9439cb74b (このIDを非表示/違反報告)
アベル(プロフ) - すごくロマンチックだなーーーと思います (2018年3月20日 2時) (レス) id: f9439cb74b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トウカ@桃花 | 作成日時:2018年1月23日 2時