*人生万事塞翁が虎5 ページ8
「はー。食った!」
そういう敦君の目の前には、大量の茶碗がごちゃごちゃと置かれていた。
「もう茶漬けは10年は見たくない!」
「よ…良かったね。敦君…。」
「お前…。」
ここまで食べるとは流石に予想外だ。
「いや、ほんっとーに助かりました!
孤児院を追い出されて横浜に出てきてから食べるものも寝るところもなく…、あわや瀕死かと。」
「敦君って、施設の出なんだ。」
そう聞くと、敦君は困ったように笑った。
「出というか…、追い出されたのです。経営不振だとか、事業縮小だとかで。」
「それは、薄情な施設もあったものだね。」
経営不振、事業縮小…ねぇ…。
それが本当の理由だったらおかしいでしょ。
「A?大丈夫かい?考え事?」
「え、あ。まぁ、考え事…ですかね。」
「おい、太宰、A。俺たちは、恵まれぬ小僧に慈悲を垂れる篤志家じゃない。仕事に戻るぞ。」
「えっ、仕事?あ、そうだ。冬花も好きなもの頼んでいいのだよ?(まぁ、払うのは国木田くんだけどね←)」
「マジですか。あ、すみませーん、パフェ一つください。」←
「なっ!A⁈これから仕事に…。」
甘いものとなると、悪いけど国木田さんを優先にはできない。そんな私を見て、太宰さんが笑った。
「Aって本当、甘いもの大好きだよねぇ。あ、国木田くんが絶望して机に突っ伏しちゃった。」
そんなこと言われても…。だって、ねぇ。
「甘いは正義だからね!」
「(エリスちゃんと気があいそうだな…。)」
お待たせしました、と言われ運ばれてきたパフェを食べていると、敦君がそういえば…と気になった様子で質問してきた。
「さっきから言ってますけど、仕事仕事って、一体何の仕事をしてるんですか?」
待ってましたと言わんばかりの顔で、太宰さんが口を開く。
「なぁに、たんt「探偵社で働いてます。」ちょっ!かぶせないでおくれよ…。」
太宰さん、ざまぁみやがれ!ここぞというタイミングでかぶせるのが私なのだ。
「武装探偵社って聞いたことない?」
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オレンジキャンディー(プロフ) - メロンキャンディーさん» 姉さんやめてくんない?まぁいいけど…ε-(‐ω‐;)ハァ… (2017年8月8日 1時) (レス) id: 5033a6ccf7 (このIDを非表示/違反報告)
メロンキャンディー - 文章の書き方上手ですね!更新頑張って下さい(^ω^) (2017年8月8日 1時) (レス) id: 0cf865dc06 (このIDを非表示/違反報告)
コパ - 更新がんばれー オレンジさん (2017年6月23日 0時) (レス) id: 050d32530f (このIDを非表示/違反報告)
オレンジキャンディー(プロフ) - マイフェアレディさん» コメントありがとうございます! (2017年6月21日 19時) (レス) id: b920978ca0 (このIDを非表示/違反報告)
マイフェアレディ - 初コメget!何でおまえの作った作品が分かったかは自分で考えてみるといいよ。まぁ頑張れ!できる範囲で応援してるよ〜 (2017年6月21日 18時) (レス) id: 7b386263eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オレンジキャンディー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/065ea8af153/
作成日時:2017年6月20日 19時