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「じたばたするな！ 余計に悪化するだけ……って、ああ！」
叫んでしまうのも無理はないだろう。びりびりとシャツが裂け、そのまま落下……せず下の階に奇蹟的に滑り込んだヒロ。危なっかしいにも程がある。
「ヒロー！ 俺たちもそっちへ行く、逃げたりしながらでもいいから少しでもLBXの数を減らして！」
バンが叫べばはーいと帰ってくる返事。声から無事な様子が確認できてとりあえずは安心。
(しかしパンツ丸見えの状態で走り回るのは、精神的に苦しくないか？)
とりあえずはヒロが心配なことに変わりはないため、敵を倒しながら道を強引に作っていく。手っ取り早いのは大型必殺ファンクションだが、何しろここはジオラマ外、それに壊していい物がある場所でもない。いくらなんでも後々人様に迷惑がかかってしまうことは出来ないのだ。
緊迫した状況、限られた選択肢から最善の手を探そうと思考を巡らせる脳。
イノベーター事件以来の感覚だ。懐かしさと辛さが掻き混ぜられて、吐きたくなる。
しかし、隣で戦うバンを見るとその吐き気は不思議と落ち着く。感情はより激しく掻き混ぜられ、そこにもう一つ形容しにくい新たな感情が加わっているにも関わらずだ。
ーー訳分かんねえ。
俺の声で、俺とは別人のように、俺の頭に響いたたったそれだけの言葉。
拗ねているのか、嘲笑っているのか。
その思考を振り切りたくて、必死に敵を殲滅しヒロの元へ急ぐ。時々悲鳴が上がったり、どたばたと騒音が聞こえているが大丈夫だろうか。
「うわああああああ！！」
大丈夫じゃなかった。
今度は二階からヒロが落下する姿が見えた。焦ったが、幸いにもテントで一度受け止められ少しだが衝撃が吸収される。
−−ただ、バウンドしてそのまま噴水に落下した訳だが。
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とうか(プロフ) - 夕闇 優也 2号←さん» 前作から読んでいただいてありがとうございます！ 色々と嬉しいお言葉だらけで…照れると同時に感謝の限りです。更新ペースかなり遅いですが、止まらせるつもりはないのでゆっくりとお付き合いいただければ幸いです。これからも頑張ります。 (2017年10月24日 18時) (
レス) id: 03c1e10267 (このIDを非表示/違反報告)
夕闇 優也 2号←(プロフ) - だ、だ、ダン戦に面白そうなのがある！！と思って前作から読ませていただきました！書き方が俺好みですっごい好きです！これからもお体に気をつけて更新頑張ってください！応援しています！！ (2017年10月21日 17時) (レス) id: 9969ace900 (このIDを非表示/違反報告)
綾結 - とうかさん» わざわざレスありがとうございます！読み続けますよ！頑張って下さい！応援してます(・ω・´) (2017年6月30日 20時) (レス) id: 4391c1eeb8 (このIDを非表示/違反報告)
とうか(プロフ) - 綾結さん» コメント、そして前作からの閲覧本当にありがとうございます！嬉しいお言葉を頂けて舞い上がりそうです。現在更新が不安定ですが、必ず続けて完結を目指しますのでゆっくり読んでいただければ幸いです。 (2017年6月29日 14時) (レス) id: 03c1e10267 (このIDを非表示/違反報告)
綾結 - 初コメ失礼します！前作から見させていただいていますが、やっぱり面白いですね！更新頑張ってください！！ (2017年6月25日 15時) (レス) id: 4391c1eeb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とうか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toukahttp/
作成日時：2017年4月23日 20時
