ノリで審神者になってみたんですが想定外なんですがあの (ページ48)

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永い夜になりそうねページ48

そんな怒涛の台所戦争が終わったのは
日付が変わってから1時間半程後だった。

大体の者は呑み疲れて畳に突っ伏している。
…なんで兼さんは上半身裸なんだよ…
じじい組は酒に強いらしくまだまだ…と言った様子だ。

一期「三日月殿も鶴丸殿も程々にお願いしますよ？」

三日月「なんのこれしき。まだまだだぞ？」

鶴丸「そうだぞ。主は呑んだのか？」

A「洗い物係でね。残念ながらまだ一滴も呑んでないさ。」

三日月「おおそうか。ならどうだ。今宵は満月も三日月も…更には鶴も見ながら呑めるぞ？何なら鶯も呼ぶか？」

鶴丸「いやはや、ずいぶんと雅じゃぁないか！」

歌仙「月が2つある時点で雅じゃないけどね。」

ははは、と笑う三日月はやはり美しいもので、
思わず魅入ってしまう。その視線に気付いたのか、

三日月「主は俺を見るのが好きか？」

A「いいや、美しい物を見るのが好きなだけだ。」

三日月「あなや、素直にそう言われると照れるな。」

燭台切「照れてるようには見えないけどね。」

薬研「全くだな。」

鶴丸「三日月は照れるという感情を知らんのだろう。」

A「羨ましい限りだな。」

一期「主殿はよく照れる事がお有りで？」

A「現世にいた頃はねー。褒められるのが苦手でさぁ…」

鶴丸「それは分かるな。」

燭台切「君は怒られてばかりじゃないか。」

鶴丸「おいおい、燭台切？そりゃねぇぜ？今度から食材切って呼ばれたいのか？」

燭台切「僕の名前が今以上にカッコつかないよそれ？！」

今夜は長くなりそうだ。