【名探偵コナン×東方project】 幻想入りした名探偵

人里殺人事件８ ページ13

コナン「ほら、よく見てよこの部屋だけ棚が多いと思わない？」


日暮「棚が多い、、、？確かに沢山倒れてるな」

と、日暮があたりを見渡すと大体１０個ぐらいの棚が部屋に倒れていた。


日暮「茂さん、この部屋はどうも棚が多いですな」


茂「え、えぇまあ」

茂は青い顔をしながら答えた。


コナン「犯人はこの部屋にある棚を全部利用してアリバイを使ったんだよ！」


日暮「棚を全部つかって！？」


コナン「じゃあ、事件当時の様子を再現してみるね！」

と、コナンは被害者が刺さってる棚以外の棚をドミノのように並べた。

コナン「あとはこな並べた棚の一番後ろの棚を倒すだけ！」

コナンが棚をポンと押すと棚と棚がぶつかってどんどんドミノになって倒れていった。ドン、ドン、ドン、ドンと大きな音をたてて。


魚屋「そうだ！この音だよ僕が聞いたもの音は！」


日暮「！？、間違いないんですね！」

魚屋「あぁ！間違いない！」

茂「、、、」


コナンが霊夢の後ろに隠れ直すと、


霊夢(コナン)「そう、茂さんはまず棚の一つの足元を削って不安定な状態にしそこの殺害した奥さんを張り付けた、それだけでは棚が倒れてしまうから棚と床の間に氷を挟んで倒れないように支えたのよ」

日暮「な、なるほどそれが時限装置ってわけだな」


霊夢(コナン)「そう、そして更に茂さんは時限装置の棚の先にドミノ状に並べた、後は適当な所に出かけアリバイを作ればこのトリックは完成よ」


霊夢(コナン)「そして時間がたち氷が溶ければ棚は倒れ、まるで妖怪が荒らしたかのような物音がたつ、そして戻ってきた茂さんは奥さんから刀を抜き血を拭いて鞘に戻した、そして叫び声を挙げて私達を死体の発見者にし自分のアリバイを確保した」



霊夢(コナン)「この、幻想郷では死亡推定時刻は明確にわかる人間が少ないでしょうから、このトリックで大半の人間は、この物音、棚が倒れた音がした瞬間に妖怪が侵入し奥さんを殺したと錯覚するでしょうね」


コナンがここまで推理すると、


茂「しょ、証拠はあるのか！俺が殺ったという証拠は！」

茂がまくしたてると、

霊夢(コナン)「えぇ、もちろん」

と、返した。


霊夢「茂さん、、、貴方靴に何かついてるわよ？」


茂「く、くつだと？」


日暮「失礼、た、確かに何か付いてるな、、、これは木の破片と木くずが少々ついてるな」


茂「だが、これがなんだっていうんだ！」

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