思い出の始まり「急な坂」 ページ10
私はこの空気をやめようと喋ろうとしたら赤髪が先にしゃべりだしていた。
「ねえ、その赤髪っていう呼び方やめない。俺の名前は赤羽業だから」
そういうと私は少し疑問が浮かんだ。
なんで変える必要があるのだと。
「赤髪は髪の毛が赤いからつけたんだよ。安直でよくない？」
私は自分の意見を曲げるのが結構嫌いなのだ。それを理解できる人と私は一緒にいたいと思ってしまう。
でも一応相手の意見にも耳を傾けてから考えるのが私だ。
「赤羽業っていう名前だからほかの名前はそんなに言われていないから慣れないんだよ」
赤髪は髪をいじりながら少し恥ずかしそうに頬を赤くした。
私はそんな赤髪の様子が面白くて小さく笑ってしまった。
すると赤髪は別の意味で顔を真っ赤にした。
「なっ！笑うな！」
必死の赤髪はかなり面白かった。
写真でも撮りたい。
「あはは！悪かったわ。それで赤羽、ここが椚ヶ丘中学校？」
赤羽は私が名前を言ったことに少し驚いていた。
「あ、ああ。ここだよ」
私は大きい校舎のほうに歩いて行った。
赤羽が何か言っていたけど風で良く聞こえなかったから気にせず歩いて行った。
すると背の高い人にぶつかった。
「すまない。よそ見をしていた。あれ、君はこの学校の子か？顔に見覚えがなくてな」
私は自分も謝ろうとした。
「す、すいま――」
謝ろうとしたのに背の高いやつが言葉をかぶせてきた。
私はよく言葉をかぶせられるな。
そんなに嫌われているのかな。
「もしかして君は転校生か。僕の名前は浅野学秀だ。生徒会長だ」
私はそんな偉い人にぶつかってしまったのなら何かされそうで少し怖かった。
でも、私の予想とは全然違い丁寧に謝ってくれた。
「ええ、転校生よ。E組に行くの」
すると浅野は少し表情が暗くなっていた。
E組という単語がいけなかったのか私は謝ろうと思い口を開けたら
「すいません。何かいけ――」
「ねえ、浅野君何かよう？俺たち急いでいるんだけど」
今度は赤羽に言葉を遮られイラついた。
何か言ってやろうと思ったが生徒会長の前でやるのは少し気が引けるからやめておいた。
「なんだ、赤羽か。それは悪かったな。最後に君の名前は何だ」
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東方神!!! - この小説とっても面白いです!!更新頑張ってください!!応援しています!!!続き待っています! (2017年4月8日 22時) (
レス) id: 0c81ccfa1c (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン - レイサク梓さん» ありがとうございます！こんな作品を楽しみにしていただいてとっても嬉しいです！！頑張って続きを書き続けていきます！ (2017年4月6日 9時) (レス) id: d7220f2102 (このIDを非表示/違反報告)
レイサク梓(プロフ) - 毎回更新すっごく楽しみなんですよ！続き待ってますね！ (2017年4月5日 19時) (レス) id: d366f4b931 (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン - シホ−てるてるさん» ありがとうございます！面白いて言ってもらえてとても嬉しいです！たくさん更新進めていきますので応援お願いします！ (2017年4月3日 22時) (レス) id: d7220f2102 (このIDを非表示/違反報告)
シホ−てるてる - よく東方と暗殺のコラボはありますが、これもとても面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年4月3日 14時) (レス) id: 5bc1cdf49d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃色レイカン | 作成日時：2017年3月9日 18時
