思い出の始まり「質問」 ページ9
私は赤髪の事が気になりちょっと質問をすることにした。
「ねえ、赤髪あんたはなんで椚ヶ丘中学校だってわかったの」
そう聞くと赤髪はすぐさま顔を上げていた。
「だって俺椚ヶ丘の生徒だから」
私は赤髪の言葉に驚き目を見開いた。まさか自分と同じ学校の生徒とは思わなくて。
いや、思わないのが普通か。ちゃんと制服を着ていないから判るわけない。
でも、少し疑問に思ったことがあった。
「でももう登校時間過ぎているよ。何で行っていないの」
私が言える立場ではないが気にしないで質問の返答を待った。
少し間をあけてから赤髪は答えた。
「君が言える立場ではないでしょ」
私は痛いところを突かれ黙り込んだ。
「でもさ、ここ椚ヶ丘から三十分ぐらいかかるよ。どうしてここにいるの」
赤髪の言葉にまたもや目を見開いた。迷っていたらこんな遠くまで来ていたなんて思いもしなかったからだ。
「道に迷っていた。じゃあ赤髪はなんでここにいるの」
「ヤンキーを釣っていた」
思わぬ返答だった。
ヤンキーを釣るって……私では想像できなかった。
「あの、君道に迷っているんでしょ。俺についてくれば学校に着くから一緒に行く？」
私は赤髪の事がどうしてもヤンキーを釣るような野蛮な人とは思い難かった。
いかにも優しい人に見えてしまうからだ。でも少し信用がまだできなかった。
「そうさせて貰うわ。ありがとう。赤髪」
赤髪は私の歩くペースに合わせるようにゆっくりと歩いてくれた。
少し歩いてから電車に乗り、また歩き始めた。
一緒に行ってはいるもののこれまで一言もしゃべっていないから空気が少し気まずかった。
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東方神!!! - この小説とっても面白いです!!更新頑張ってください!!応援しています!!!続き待っています! (2017年4月8日 22時) (
レス) id: 0c81ccfa1c (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン - レイサク梓さん» ありがとうございます！こんな作品を楽しみにしていただいてとっても嬉しいです！！頑張って続きを書き続けていきます！ (2017年4月6日 9時) (レス) id: d7220f2102 (このIDを非表示/違反報告)
レイサク梓(プロフ) - 毎回更新すっごく楽しみなんですよ！続き待ってますね！ (2017年4月5日 19時) (レス) id: d366f4b931 (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン - シホ−てるてるさん» ありがとうございます！面白いて言ってもらえてとても嬉しいです！たくさん更新進めていきますので応援お願いします！ (2017年4月3日 22時) (レス) id: d7220f2102 (このIDを非表示/違反報告)
シホ−てるてる - よく東方と暗殺のコラボはありますが、これもとても面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年4月3日 14時) (レス) id: 5bc1cdf49d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃色レイカン | 作成日時：2017年3月9日 18時
