思い出の始まり「喜び」 ページ25
誰かに呼び止められたのだ。
その誰かとは。
「何か用？渚、神崎さん」
二人は真剣な表情だったが、その表情の中に不安、心配という感情も混ざっていた。
一体何しに来たのだろう。
何か文句を言いに来たのかしら。カエデも戦闘態勢に入った。
「「ごめんなさい！！」
……は？え、何いきなり。私の頭では理解不能な事態なんだけど。
私なんかしたかしら？謝られるような事。
「あの、僕たち結花の事はやっていないと思っていたのだけど、それを言い出せる勇気がなくて何にもしないでいた。でも！このままじゃダメだと思って言うことにしたの！本当にごめん！！」
「私も、言う出す勇気がどうしても持てなくて、ただ時間だけが過ぎていったの。でも、業君や茅野さん、律の信じる心を見て、何でこんなことで勇気を持てなかったのかなと思って言うことにしたの。ごめんなさい！！こんな私を信じられなかったらしょうがないです！それでも……私は結花さんの味方でいます！」
二人共が頭を下げて私に言っている。
私は信じていいの？この二人を。また裏切らないの？
二人の目から涙がポツポツと落ちていっている。二人は私を信じているの？
私は悩みに悩んだ結果こうすることにした。
「ありがとう！こんな私の味方になってくれて！！私はもう、裏切りは嫌なの。二人は私の仲間でいてくれる？裏切らないでいてくれる？」
二人は顔をあげ私の目を見つめた。
そしてお互いに見合わせて小さなささやかな笑みを浮かべた。
「「もちろん！！結花さんの味方に付きます！！こんな僕/私/でよければ！！」
私の目から一滴の涙が出た。また、私を信じてくれた人が増えた。
その喜びの涙だ。
二人は突然泣き出した私にあたふたと焦っている。
「ありがとう！！ありがとう二人とも！！私の味方になってくれて！！」
私の一声に皆の口から仲間の笑いが響いてきた。
なんて幸せなのだろう！この瞬間！これなら、どんな物語にもない特別な友情と愛が生まれた気がするわ！！
今なら！どんな裏切りにも勝てる気がするわ！！
それからは、皆で一緒に帰り眠りについた。
私の心は晴れて雲一つない輝かしい気分だった。
「ッチ！！アイツにナカマガデキタ。モット、モット、ワタシノ、コマ、ヲ、ツヨクシナイト！！」
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東方神!!! - この小説とっても面白いです!!更新頑張ってください!!応援しています!!!続き待っています! (2017年4月8日 22時) (
レス) id: 0c81ccfa1c (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン - レイサク梓さん» ありがとうございます！こんな作品を楽しみにしていただいてとっても嬉しいです！！頑張って続きを書き続けていきます！ (2017年4月6日 9時) (レス) id: d7220f2102 (このIDを非表示/違反報告)
レイサク梓(プロフ) - 毎回更新すっごく楽しみなんですよ！続き待ってますね！ (2017年4月5日 19時) (レス) id: d366f4b931 (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン - シホ−てるてるさん» ありがとうございます！面白いて言ってもらえてとても嬉しいです！たくさん更新進めていきますので応援お願いします！ (2017年4月3日 22時) (レス) id: d7220f2102 (このIDを非表示/違反報告)
シホ−てるてる - よく東方と暗殺のコラボはありますが、これもとても面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年4月3日 14時) (レス) id: 5bc1cdf49d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃色レイカン | 作成日時：2017年3月9日 18時
